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2012年8月5日日曜日

憲法が輝く県政へ(9)

原発から再生可能エネルギーへ

電力兵庫の会 松崎保実

大飯原発再稼働ホントの理由


関西電力が原発にしがみつく最大の理由は「もうけ」が失われるからです。

普通の会社や商店では、売上から経費を差し引いたものが「もうけ」ですが、電力会社は全ての資産(原発の核燃料や放射性廃棄物も!)に3%を掛け、それをあらかじめ「事業報酬」として先に確保するのです(総括原価方式)。つまり資産が大きいほどもうかるわけで、関西電力の場合は、総資産の約60%を原発関連が占めているので原発を停止・廃炉にすると赤字となるから「死活問題だ」と言うのです。

計画停電は、大飯原発再稼働のための脅かし


前記の「ホントの理由」は言えないので、野田政権と結託して電力不足をもち出しました。

関西電力から各家庭に「計画停電ハガキ」が届けられましたが、内容が分かりにくいために10万件以上の問合せが殺到しています。関西電力自身も停電周知宣伝カーを大量に用意したり、医療機器を使ってる家庭には小型発電機を準備したり、大わらわです。

今回の「計画停電」とは、東南海大地震を予想し作成中のシステムで、2013(平成25)年以降にできあがる未完成品です。なのに5月28日政府から指示されて、ダイレクトメールを出してしまいました。内容は、東南海震災で発電所が被害を受けた場合を想定し、大規模停電を防止するものです。

この夏「電力不足により計画停電がホントに実施されるのか」と言えば、それはノーです。電力会社には法律で供給責任が課せられています。もし本当に計画停電を実施したら、その時点の電力使用状況や発電所ごとの詳細な供給力の検証結果を公表しなければなりません。すると、関西電力のデタラメな供給体制が明るみに出て社会問題になるのは必至です。

原発に代わる再生可能エネルギーの潜在力


県内の潜在的導入可能量は、太陽光発電で149万kW、陸上風力発電267万kW、小水力発電は4万kW、地熱発電は2万kWで、合計422万kW以上もあり原発の4基分に相当します。実現するために克服すべき課題もありますが自然エネルギーの宝庫・兵庫県は未来に希望がいっぱいあります。


(2012年8月5日付「兵庫民報」掲載)

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