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2012年8月5日日曜日

兵庫労連 8人が最賃生活体験

食事抜き、医者に行けず:「健康で文化的」にほど遠く


「人間らしく生活できる最低賃金制度を」と1000円への引き上げを求めている兵庫労連(津川知久議長)は、ことしも最低賃金体験者を募り、8人が6月9日から1週間時給739円(兵庫県最低賃金)で暮らしました。憲法25条で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」とかけ離れた実態が明らかになりました。

体験は「1日8時間週40時間、1カ月176時間働いた」と仮定。税金や社会保険料、住居共益費、水道光熱費、通信費、家具・家事用品費、被服費を先に差し引いた残額を計算し「1週間所持金8097円」で実施しました。

体験後8人は「最賃日記」を提出。ほとんどの人が食費で苦労。朝食や夕食を抜いたりスーパーで割引になるのを待って食材を購入するなど。交通費は通勤費が支給されていない場合や仕事以外で出かけるたび出費になります。医者にもかかれず、親睦会も不参加。

その結果、所持金内で生活できたのは1人だけ。初日で超過した人もいます。

兵庫労連最賃担当の中村伸治事務局次長は「労働組合の集会に参加すると赤字。その前に組合費も払えない。地域の祭りにも行けない。もし最低賃金が1000円だったら、6人がクリアできた」と語っています。

体験最終日の最賃ボーリング大会には、62人が参加。最賃引き上げを求め、運動への結束を確認しました(写真)。

(2012年8月5日付「兵庫民報」掲載)

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