記事を検索

2012年2月26日日曜日

観感楽学

視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)は1967年岡山県立岡山盲学校の近くに世界で初めて敷設された。尼崎障連協が結成された80年の尼崎市への要望では「誘導ブロックは、誘導には線ブロックを使い、位置確認には点を使うように統一して下さい」とある。当時は形状も色もバラバラ。「行く先々で違っていては安心して外出も出来ない」との声をよく聞いた▼危ないのは駅のホーム。点字ブロック設置を要求しても聞いてくれず転落事故が後をたたなかった。今ではどこの駅でも黄色い点字ブロックが…▼06年に「バリアフリー新法」が施行され、「どこでもだれでも自由に使いやすく」とユニバーサルデザインの考え方が主流である▼しかしホームからの転落事故は現在も解消していない。ホームに駅員がいないことが最大の原因であるが、「転落防止柵」を設置することが求められている。国交省は、鉄道事業者に乗降客1日5千人以上の全国2800駅に設置するよう呼び掛けていると言うが、本県では新幹線とポートライナー、六甲ライナー以外には設置されていない。障害を持った方たちが安心して利用できるようになるのはいつの日か。(N)

(2012年2月26日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次