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2012年2月26日日曜日

兵庫多喜二・百合子の会発足10周年記念集会

伊勢崎奪還事件は何だったか

伊勢崎奪還事件の経過を語る大田努さん
兵庫多喜二・百合子の会発足10周年記念集会が2月16日、神戸まちづくり会館でひらかれました。

元新日本出版社編集長で多喜二・百合子研究会副代表の大田努さんが「伊勢崎奪還事件と小林多喜二」と題して記念講演、40人が耳を傾けました。

大田さんは、年譜をもとに、多喜二がいかに生き、困難を極めた作家活動をつづけたかを、淡たんと語りかけました。

あまり知られていない伊勢崎奪還事件は1931年9月6日、群馬県伊勢崎町の文芸講演会場へ向かう多喜二たちを、トラック2台で乗りつけた伊勢崎警察署員が検挙。怒った聴衆が伊勢崎署を取り囲み、多喜二らを奪還した事件です。

大田さんは、当時の国内外の時代背景や、多喜二に影響を与えたショーロホフ、ディケンズ、バルザックなど欧米の作家たちの話も交えて語りました。

関連し「橋下大阪市長の言動は、暗黒の時代を思わせ、許せない」とも述べました。

講演後は市民バンドのトーフレンズが演奏。歌声で参加者の心を和ませました。

前日15日には、同じく大田さんを講師に、第10回阪神北小林多喜二祭が、いたみホールでひらかれました。

(2012年2月26日付「兵庫民報」掲載)

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