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2012年1月15日日曜日

ひょうご福祉ネット 元旦から訪問活動

すすむ被災者の高齢化

大橋さん(右)から誕生日ケーキを贈られた三原さん
阪神淡路大震災で自宅など財産を失い、再起できないまま高齢になり、毎日の暮らしに不安をかかえる被災者が増えています。17年前の震災直後から相談訪問活動をつづけている、ひょうご福祉ネットのボランティアのひとり大橋豊さん(81)はことしも1月1日、HAT神戸脇浜に住む被災者を訪ねました。
三原八重さん(93)は灘区上野通で被災。県立神戸高校に避難中、給水車から水をもらって帰る坂道で転倒し膝を怪我。いまも痛みがつづき、家の中でも歩行器が必要です。

集合住宅の浴槽は縁が高く、容易には入れません。ヘルパーは週1回。掃除をしてくれますが「せめて買い物もしてもらえたら助かるのに」と話します。

ポストに入っていたビラで福祉ネットの相談会を知ったのは9年前。大橋さんらの援助で生活保護を受けられるようになりました。

1月1日が誕生日。「女だてら正月に生まれて、と親にも祝ってもらったことがない」と言う三原さんに、ことしも大橋さんがバースディケーキをプレゼントしました。

年末に体調を崩し数日飲まず食わずだった三原さん。大橋さんは「よく1人でやってきたね。しかし限界。施設に入る用意をしようか」と語りかけました。

(2012年1月15日付「兵庫民報」掲載)

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