しまだ正義氏でさらに前へ
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デイサービスセンターを訪問した、しまだ正義町長(左) |
福崎町長選は11月29日告示・12月4日投票で行われます。「明るい福崎町をつくる会」の現職、しまだ正義氏(76)と、前神崎郡町村会事務局長で新人の松岡茂利氏(57)=ともに無所属=との一騎打ちとなる見込みです。
こども医療費無料化は近隣市町の見本に
しまだ町長は4期16年。バブル崩壊後、新自由主義路線で「貧困と格差」が庶民生活を直撃してきた時期に、福祉と教育、子育て支援で町民のくらしを守る「住民が主人公の町政」の先頭に立って奮闘してきました。
2001年、神崎郡内でいち早く町独自の公費負担で拡充した、こども医療費の無料化制度(現在、中学3年生まで通院・入院とも無料)は、「お金の心配なくお医者さんに連れて行ける」「子育てするなら福崎町」と、喜ばれています。今年になって「福崎のように」と制度を拡充した近隣の自治体が相次いでいます。
一人ひとりに行き届いた教育を実施するため、町単独の予算もつけて小中学校教員を増員し、少人数教育を実施しています。05年開館の町立図書館の運営は県の「人間サイズのまちづくり賞」を受賞。昨年には貸し出し冊数で全国8位となりました。
下水道・道路整備など着実に前進
また、「三位一体改革」の地方政治切り捨て攻撃の下で、大規模な公共下水道事業、行き詰まっていた道路事業をすすめ、福崎のまちづくりを着実に前進させてきました。
前町政以来の、もちむぎの館、商工会の不正経理をただし、公正・明朗な町政を実現し町民の信頼を回復したことも大きな成果です。人事・予算編成・入札にしっかりと町長としての主体性をもち、どんな誘惑にもまけず公正・明朗を貫いてきました。
「公正・明朗」「住民が主人公」後退させず
今回の町長選挙に向け、しまだ正義氏と「明るい福崎町をつくる会」は、「福崎町いきいきプラン2011」(案)を発表。幼稚園・保育所の統合型施設である児童園の施設整備、福崎駅周辺整備など「命、くらし、人権を大切に、活力にあふれ、安心・安全で住みよいまちづくりをすすめる」政策を掲げ、ひきつづき町政を担う決意を訴えています。
松岡陣営は大規模な宣伝活動を行わず、町職員OBを中心にした支援者の訪問活動、各区区長への働きかけなどの組織戦、口コミに終始。静かな雰囲気のもとで、組織戦が深く進行して、激しい争奪戦となっています。
「明るい福崎町をつくる会」は、しまだ町長誕生以来つくりあげてきた公正・明朗、住民こそ主人公の町政を絶対に後退させず、発展させるため、あらゆる支援を福崎町へとよびかけています。
(2011年11月20日付「兵庫民報」掲載)