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2011年8月27日土曜日

日本共産党兵庫県委員会が地方議員研修会

福祉と防災のまちづくりと住民の期待にこたえる大きな党づくり


日本共産党兵庫県委員会は八月十九、二十の両日、たつの市内で県内の全地方議員を対象にした研修会を開きました。

岡正信県委員長が「大震災・原発問題と日本共産党の役割」と題して基調報告しました。

岡県委員長は、阪神・淡路大震災以来のたたかいが、東日本大震災での災害援護資金の特例措置(保証人なし、返済免除の拡大)や「二重ローン」対策などにも反映していることを紹介。ひきつづきボランティア活動をはじめ救援・復興闘争に正面からとりくむことをよびかけました。

地方政治のあり方にふれ、「東日本大震災は、これまでのとりくみ姿勢や努力、規模や水準では、住民の命と暮らしを守る地方自治体の根本的な使命を果たしきれない現実を示した」と指摘。福祉と防災のまちづくりへ、「ふさわしい内容と規模、立場で前進させるためにも、積極的にとりくんでいこう」と力説しました。

「党勢拡大大運動」でも、国民の認識の大きな変化をとらえた奮闘を呼びかけました。 これを受けて、県議団をはじめ七つの議員団が住民要求実現のたたかいと「党勢拡大大運動」の活動と決意を報告するなど、交流しました。
党中央政策委員会の佐藤洋氏が「原発ゼロの合意をつくり、自然エネルギーの本格的導入を」と題して記念講演。

佐藤氏は、ドイツやデンマークなど自然エネルギー促進の先駆的なとりくみや、高知県梼原町、岩手県葛巻町、各地の「土地改良区」による農業用水を利用した小水力発電のとりくみなどの事例を紹介しながら、自然エネルギー拠点としての自治体づくりを呼びかけました。

そのために、①地域資源をさがして活かす②地域のエネルギービジョンをつくり共有する③住民の共同で自然エネルギー推進の政策・運動をすすめる④人材をみつけ育てる⑤既存の制度の活用と必要な制度創設―などにとりくむことを強調しました。地域の風力や水力の活用をはかるための「風の地図」や「小水力エネルギーマップ」づくりなども紹介しました。
研修会では、専門家を講師にした「兵庫の国保問題」「公契約条例」「自然エネルギー」「ニュースづくり」の四つの分科会や高校学区統合問題の交流会、女性議員、若手・新人議員の交流会もおこなわれました。

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

高校学区拡大案:反対の声急速に広がる

公立高校の通学区域を現行の十六学区から五学区に統合・拡大する案に対し、反対の声が急速に広がっています。
全県五学区案は、県教育委員会が設置した高等学校通学区域検討委員会がことし六月末に発表した「素案」によるもの。入試制度を全学区で複数志願制とし、現在の中学一年生の受験時から実施するとしています。 なお、昨年四月に同検討委員会が発表した「中間まとめ」では、学区を広げる方向が示されていたものの、具体的な学区数はしめされていませんでした。

パブコメ2362通:「懸念の声多い」と県教委

 県下七カ所で開かれた「素案」の説明会では、どの会場でも「高校が遠くなって通えなくなる」「通学費の負担が増える」「地域の高校がなくなるのではないか」「競争がはげしくなる」と異論が続出し、後に「賛成の意見を言ってくれそうな人がなにも言ってくれない」と県教委がこぼす場面もあったといいます。

素案の発表と同時に実施されたパブリックコメント(県民からの意見募集)には、二千三百六十二通にのぼる意見が寄せられました。教育関係のものでは異例の多さです。 兵庫の教育をよくする県民会議など運動団体のほか、連合の教職員組合も意見提出を呼びかけたことや、地域によっては学校長がPTAに「反対の意見を出してください」とのべるなどの動きもあったことが反映していると見られます。

県教委は、集計中として、まだ内容を発表していませんが、県議会文教常任委員会では「懸念の声が色いろ出されている」と認めざるをえませんでした。

市町長や市町議会からも異論続出

市町議会や、市町の首長・教育委員会による、反対の発言や動きも相次いでいます。

明石市では、市長自らが説明会に参加し「半世紀ぶりの改革をなぜこんなに急ぐのか」などと発言。七月二十七日には、市長・市議会議長・教育長と連名で学区再編に反対し明石学区の維持を求める意見書を提出しました。さらに、県教委に意見書を出している他の首長に意見交換会の開催を呼びかけています。

連合PTAなどが地域住民数万筆の署名を集め、三市二町が要望書を出した但馬地域では、八月十一日に開かれた知事を囲む地域づくり懇話会で、豊岡市・養父市・香美町の各議会議長が学区問題で発言。「地域住民の願いを尊重していただきたいという私たちの要望がまったく活かされておらず素案に大きな驚きとショックを受けている」(豊岡市議会議長)、「地元高校への進学が難しくなり…生徒・保護者の精神的経済的負担は増大し…人格形成上大切な自主活動も制限される」(養父市議会議長)などと批判しました。

反対や慎重審議を求める意見書は十七市町議会にのぼっています。

これらの動きをふまえ、日本共産党県議団は、八月四日、県教委に「二〇一四年度からの通学区域の変更を行わないこと」「見直しの必要性も含めて、地域ごとに生徒・保護者・地域住民・教育現場など、県民参加のもとで議論を行うこと」などを求める申し入れを行いました。

学習と対話広げ反対運動強めよう

こうした中で、県教委は学区拡大を急ぐ理由をまともに説明できず「全国的な流れになっているから」としか答えられなくなっています。

しかし、「いつまでも議論だけやっていられない」(県議団の申し入れ時に教育長)として、十月には検討委員会で最終報告をまとめ、今年度中に決定しようとしています。

これに対し、各地域での学習会・集会の計画や、高等学校教職員組合などの自治体キャラバンなど、反対のとりくみも強められています。

八月十九、二十日に行われた地方議員研修会では、学区問題に関する交流会が持たれ、「素案の中身を知らせ、地域の学校を守ろうと父母や住民との対話を強めなければ」「PTAや学校との懇談を進めたい」など今後のとりくみについて活発な討論が交わされました。

議会内外で、日本共産党と父母・学校関係者や地域住民と連携したとりくみを強めることが求められています。


学区統合案
現行通学区域新学区案
神戸第一・芦屋(4校)
神戸第二(5校)
神戸第三(7校)
淡路(3校)
神戸・芦屋・淡路(19校)
尼崎(6校)
西宮(6校)
伊丹(7校)
宝塚(4校)
丹有(6校)
阪神・丹波(29校)
明石(5校)
加印(7校)
北播(8校)
播磨東(20校)
姫路・福崎(12校)
西播(8校)
播磨西(20校)
北但(4校)
南但(3校)
但馬(7校)
16学区5学区

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

救援ボランティアレポート(第5回)福島県いわき市

被災者の将来不安に耳を傾けて


日本共産党県常任委員 門屋史明

日本共産党兵庫県委員会の第五回救援ボランティアは、八月十九日に出発し、二十二日に帰神しました。中学生~大学生などの若者から六十代まで総勢十四人で福島県いわき市の日本共産党ボランティアセンターで活動してきました。

二十日は作業班と聞き取り班に分かれて活動、二十一日は、雨のなか、雇用促進住宅と仮設住宅での聞き取りを行いました。

作業班は、八月二十七日に地域で行われる久之浜復興祭の会場のがれき処理やゴミの分別、ガラスや陶器の破片などの撤去などを行いました。子どもたちも楽しみにしているという祭りの会場なので、細かなガラスなどもていねいに処理してきました。

初めて参加した大学二年生の北垣健太(20)さんは、「道で会った人に、『ありがとう』と言われてうれしかった」と話し、四回目の参加となる玉田将悟さん(24)は、「久之浜では三回目の作業となり、少しづつ片付いている様子がわかった。これからも復興に進んでいく様子を見ていきたい」と語っています。

 双葉町に住めないのなら代替地や家の提供を


聞き取りでは切実な声や要望がたくさん寄せられました。

雇用促進住宅では、原発から三㌔㍍地点という双葉町の夫婦とその息子さんと二時間半にわたって対話になりました。

妻のAさんは、「地震のときは体育館に逃げたが、恐怖と寒さで気が狂いそうだった。翌日の朝、水素爆発が起こって何が何だか分からないままさらに避難。すぐに帰れるだろうと思ったのに帰れない」と話し始め、「看護師の娘は、水素爆発の時、外で患者をヘリコプターに乗せていて、灰もかぶった。被曝量を調べて大丈夫と言われたが、本当か?」と不安げに語りました。 また、「田んぼもしながら友だちと話して楽しい生活をしていたのに、故郷でそんな生活が望めないなんて、無念でならない」と目に涙をうかべて訴えました。

息子のCさんは、「一番困るのは、双葉がどうなるのか見通しがまったく示されないこと。住めないなら住めないと言って、代替の土地や家を提供するなりしてほしい」と国や東電への要望も話しました。

夫のBさんも、「ここに入るのにも一苦労だった。アパートを探しても何もない。空いている賃貸もあったろうに、市がほとんど借り上げて、私らにはまわってこなかった」と無念な思いを語りました。 原発署名をよびかけると、「実は、身内に東電に務めているものもいるが、原発はいらない」と三人そろって応じてくれました。

仮設住宅では孤独感の訴えも

仮設住宅でも将来への不安が寄せられました。 津波で家を流されたという女性は、「できれば元の家に帰りたい。でも市は、建て直しなどは『ちょっと待って』とストップをかけられる。復興のプランが示されないので、どうしたらいいのかまったく見通しがたたない」と語りました。

また仮設の生活では「周りとの交流もなくさみしい。集会所があるのに使えない」と切実な思いも話されました。救援物資のタオルを手渡すと、「ありがとう。共産党さんにはいつもお世話になっています」と話しました。

聞き取り活動の中では、「夫と息子を亡くした」と涙ながらに話される姿にふれ、言葉に窮することもありました。

先の見通しがもてないまま、不安な思いを抱えている被災者の声や実態をよく聞く活動がより大切になっているし、寄せられた党への期待を受け止め、被災者の生活再建を基本にした復興をすすめていくことがあらためて求められていることを実感しました。

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

明石革新懇が第8回総会

明石革新懇は八月二十日、第八回総会を開きました。


前年度の活動報告と決算を承認したのち、二〇一一年度の活動方針を論議。全国革新懇三十周年記念総会で確認された「東日本大震災や福島原発事故から立ち上がり新しい日本をめざすために革新懇運動の新たな飛躍が必要になっている」ことを確信として、①明石駅前再開発問題②原発からの撤退、自然エネルギーの本格的導入を求める③普天間基地撤去、核廃絶、平和な日本をめざすこと―などの具体的課題にとりくむこと、「革新懇づくり」では、全国ニュースの普及、明石革新懇ニュースの年七回の定期的発行などを活動方針として決定しました。

 また、入山明氏、若林正昭氏など六名の代表世話人、事務局体制を確認しました。

湯原季一郎=明石革新懇)

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

原発問題を考える:三田革新懇

三田革新懇は学習会「福島原発事故から考える地震列島の原発とくらし」を八月二十一日、三田市総合福祉保健センターで開きました。

講師には、元関西電力労働者の速水二郎氏を招きました。 速水氏は、一九六〇年当時、科学技術庁が原発事故による被害額を試算し、その額は国家予算の二倍にのぼるとされながら、一部のマスコミの報道にとどまり、お蔵入りなっていたことを紹介し、原発はけっしてクリーンでも安全でも、「安い」エネルギーでもないことを強調。 さらに、福井原発で事故が起これば八十㌔㍍圏内の三田市でも甚大な被害が生じることを警告しました。

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

市民病院問題で学習会:明るい加古川市をつくる市民の会

八年ぶりに活動を再開した『明るい加古川市をつくる市民の会』が八月二十日、「地域医療を守るための市民病院問題学習会」を加古川市民会館で開きました。

 兵庫県自治労連の今西清書記長が講演し、日本共産党加古川市議団からも病院存続に絡んだ活動報告を行ないました。

 今西氏は「この運動は市民のみなさんが、一人一人のための医療をつなぎ止める闘いなんです」―と話を切り出し、加古川市が進める病院統合・再編計画の問題点を指摘しました。その問題とは①旧加古川市民病院(現・西市民病院)と旧神鋼加古川病院(現・東市民病院)とはもともと全く別の性格を持った病院でそれを統合し公立病院へ強引に近づけるもので無理があること②軽い病気では受診できなくなること(二次医療専門)③入院が二週間を越え慢性期に入った患者は退院を迫られる―などをあげました。 最後に「経常利益重視ではなく、市民への医療の提供を第一に考えるべき」「憲法にうたわれている、人間が人間らしく生涯生きていくこと—それを加古川市がビジョンとして持っているのか?」と批判しました。

 参加者からは「大きな勇気を貰った学習会だった」などの感想が寄せられています。
井上津奈夫=加古川市議)
今年四月、公立病院である加古川市民病院と民間病院の神鋼加古川病院が組織統合され、地方独立行政法人加古川市民病院機構が発足。二病院はそれぞれ「西市民病院」「東市民病院」として再編されました。

 これに対し、市民からは、数年後に計画されている新しい統合病院開設で、現在の二病院がどうなるのか、新病院へ巨額の財政が投入され市財政はどうなるのか、不安の声が上がっています。これに応えようと開かれたのが今回の学習会です。

 (2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

憲法ミュージカル「ドクターサーブ」

中村哲医師を描いて

空爆で負傷した子どもを抱くドクターサーブ

憲法ミュージカル「ドクターサーブ」(同実行委員会主催)の公開稽古が8月21日、神戸ハーバーランドのスペースシアターでおこなわれました。10月に大阪4会場、神戸1会場で上演するこのミュージカルは、アフガニスタンの無医村地域で医療活動と農業用水路建設にとりくんでいる中村哲医師が主人公です。大阪や兵庫から公募に応じた約140人が出演。本番めざし毎週末、稽古を重ねています。

大阪・神戸の弁護士が呼びかけ
10月30日 神戸文化ホール

パキスタンでのハンセン病治療から始まりアフガニスタンのペシャワールに基地病院をつくり、水枯渇と飢餓、アメリカの空爆に苦しむ国民を、たくさんの井戸と水路建設、農地開拓で支える中村さんは「ドクターサーブ(先生さま)」と呼ばれ、慕われています。 その30年以上にわたる活動を描くミュージカルで、作・演出は田中暢さんです。

大阪と神戸の多くの弁護士たちが共同代表や呼びかけ人になり、公演成功へ全力でとりくんでいます。神戸公演は神戸文化大ホールで10月30日(日)午後開演です。

アフガニスタンの男性に扮し歌い踊る
 兵頭憲一さん(右手最前列)と今西雄介弁護士(その右)
ことし5月、出演者やスタッフを募るオーディションがおこなわれ、152人が集まりました。公演事務長を務める篠原俊一弁護士(関西合同法律事務所)は「100人くるかと心配していたら、大勢集まったので驚いた」と言います。

全員出演の予定でしたが、仕事の都合がつかなくなった人が10人ほど出ました。 出演者たちは毎週末、歌と踊りの練習とともに、アフガニスタンの歴史、中村さんたちペシャワール会の活動などを勉強しました。 衣装は、渡された布で各自が作成。最高齢は73歳。最年少は大畠和歩ちゃん2歳7カ月です。

出演者のひとり兵頭憲一さん(37)=神戸市東灘区=は「ハンセン病についても、イギリスやソ連の侵略にさらされつづけたアフガンの歴史も、知らないことばかりでした」と言います。 男性は全員、髭を伸ばしますが「法廷での仕事がら、先日いったん剃った」と笑う今西雄介弁護士(31)=神戸合同法律事務所=は、中村医師に心服する「ちょっと血の気の多い男」を演じます。「全員合唱に感動し、演じながら泣いてしまうときがある」と話します。


この日の公開稽古を観た、共同代表のひとり藤原精吾弁護士(あいおい法律事務所)は「出演者たちの熱い思いが、ひとつになった歌声と踊りに感動しました。集団の力はすごい。本番が楽しみ」と語っていました。裏方で支える坂本知可弁護士(神戸あじさい法律事務所)は「文化ホール2000席を満員にしたい」と訴えています。

一般2800円、高校大学生2300円、中学生以下・障がい者1800円。当日各500円増。神戸あじさい法律事務所☎078・382・0121


 (2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

神戸兵庫・荒田平和盆おどり

地域住民が運営し大盛況


盆踊りの休み時間に挨拶する
安田秋成実行委員長
夏恒例「荒田平和盆おどり」(実行委員会主催)が8月19日と20日夜、神戸市兵庫区の荒田公園でひらかれました。

この平和盆おどりは地域の商店や住民から提灯やうちわ、チラシ作りの資金カンパが毎年寄せられています。太鼓演奏と踊り指導も住民有志です。 2日目は雨で切り上げ終了しましたが、初日は500人近い住民が参加し、踊りの輪もふくらみました。

安田秋成実行委員長(85)は「暑さで音響が悪かったが、みなさんに楽しんでもらえた」と語りました。 明石で大空襲、神戸で震災に遭った中村正義さん(78)は「東日本の犠牲者を供養しようと盆踊りに参加した」と話していました。

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

神戸・北区原爆展

広島原爆の実寸大を展示


子どもたちも参加した原爆展の千羽鶴コーナー
北区原爆展(神戸北区原水協主催)が8月19日から3日間、藤原台の北神区民センターでひらかれました。ことしで4回目です。

広島・長崎の原爆写真パネルや、新婦人北支部が作成した広島原爆リトルボーイの実寸大画3㍍などが展示されました。 2歳で被爆し12歳で死亡した佐々木貞子さんの生涯を記録したパネルの前では、熱心に説明を読む小中学生の姿がみられました。



(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

尼崎平和のための戦争展

反原発の記録映画を上映

過去の戦争から現代の問題までパネルで展示
第16回尼崎平和のための戦争展(同実行委員会主催)が8月19日から3日間、尼崎市労働福祉会館でひらかれました。

展示コーナーでは、日本の侵略戦争、沖縄戦、ことしの原水爆禁止世界大会の報告などをパネルで紹介していました。

また、ことしは山口県上関町祝島の原発建設反対運動を記録した映画「祝の島」(纐纈あや監督作品)を上映。専門家の講演もおこなわれました。

(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県農民連が記念誌発行

「写真で見る20年のあゆみ」

兵庫県農民運動連合会(永井脩会長)が記念誌「写真で見る兵庫農民連20年のあゆみ」を作成しました。

兵庫農民懇での話し合いを経て、89年2月の結成以来、日本農業を守り、生産者の生活安定と食の安全を追求してきた兵庫県農民連の運動足跡を、写真と報道記事でまとめています。減反や米輸入反対の闘い、産直を通した新婦人との交流などを紹介しています。

編集に携わった上野信行事務局長は「多くの協力で農民連の今日があると、再認識している」と語っています。

A4判16㌻、頒価500円(送料含む)、☎078・914・3491

写真:「運動の貴重な記録を多くの人に読んでほしい」と話す上野信行事務局長(前列左)ら県農民連の事務局員たち


(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)

たんぽぽ親子クラブ:自然観察会に子らの歓声

「神戸子どもを守る会・たんぽぽ親子クラブ」(田中敏夫代表)は8月20日、神戸市須磨区多井畑の奥須磨公園で自然観察会をひらきました。親子ら25人が参加しました。

公園内の小松池で子どもたちは、ミナミヌマエビやヨシノボリ、各種トンボのヤゴ、タニシを網ですくいあげ大喜びでした。 また「奥須磨公園にトンボを育てる会」の山本辰也さんが、池の生きものたちを説明。仕掛けを使って、ザリガニやオタマジャクシ、大きな魚をすくい上げると、子どもたちは驚きの連続で、楽しい一日になりました。


(2011年8月28日付「兵庫民報」掲載)