記事を検索

2011年11月6日日曜日

救援ボランティアレポート(第9回)福島県いわき市

いぜん不自由な仮設住宅の生活 まだまだ求められる支援
国会議員団兵庫事務所長 金田峰生

兵庫からの救援物資
10月24日、みなさんから届いた救援物資をトラックに積んで、福島県いわき市へ向かいました。

渋滞を避けて、紅葉がはじまったばかりの北陸道から磐越道へ。少し遠くに見える高い山の頂には雪がありました。

私が初めていわき市へ行った6月の頃に比べると、街は幾分落ち着いた雰囲気でしたが、それでもまだ屋根にブルーシートが散見されました。

津波で大きな被害を受けた四ツ倉は、崩れかけた「道の駅」の店舗がそのままで、一角だけに「仮営業」の張り紙が。近くの家は1階部分を流されて柱だけになった半年前のままでした。

民主党政権は「お盆までに(仮設住宅建設を)終える」と言っていましたが、250戸が建設される予定のコンクリート工場跡地は、まだ工事車両が走り回っていましたし、もう1カ所の、工業団地内の仮設予定地は更地のまま。しかも山の中の工業団地のさらに一番奥でした。「ここはひど過ぎる」と思わず声をあげた程です。

兵庫からも約3週間交代でボランティアオルグを1人派遣しています。その方と2人でニュータウンの中に建設された全部で200戸ほどの仮設住宅にアンケートを配りに行くと、阪神・淡路大震災の時をほうふつとさせる光景でした。あの時からのたたかいで、確かに仮設住宅は改善されていますが、仮設であることに変わりありません。辛く不自由な生活を余儀なくされるこれからに、胸がしめつけられるようです。まだまだ共にがんばることが求められていると痛切に感じました。

(2011年11月6日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次