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2011年6月26日日曜日

神戸市就学援助申請と講演のつどい

教育費完全無償化求め

学校現場に現れている子どもの貧困を
報告する中村治子さん
神戸市の就学援助申請と講演のつどいが6月16日、神戸市婦人会館でひらかれました。兵庫県生健会神戸市協議会、兵商連婦人部協議会、新婦人兵庫県本部でつくる実行委員会が主催し、約30人が参加しました。

就学援助制度は、義務教育無償とする憲法に基づき56年法制化、神戸市では63年から実施しています。小中学生をもつ家庭に学用品・給食・修学旅行などの費用を補助します。民主団体の運動が実り76年から集団直接申請が始まりました。ことしは35年です。

来賓の大瓦鈴子共産党神戸市議が挨拶。神戸市教育委員会が昨年から直接申請を廃止し学校申請に一本化しようとしている状況を説明。諸団体が市と交渉を重ね、ことしも直接申請を認めさせた経緯を述べました。「一本化させず、多様な申請を守る運動をつづけよう」と呼びかけました。

元尼崎市小学校教諭の中村治子さんが「学校から見える子どもの貧困を考える」と題して講演。家庭訪問で親が失業中と気づくなど貧困が見えにくい実態を紹介。「家庭の状況は変わるのだから、全生徒に就学援助申請用紙を配ってほしい。制度を使うなかで、不備を改善させていこう」と述べました。

参加者は「教育費の完全無償化を求め、直接申請を守り、制度の活用・拡充をめざす」とする集会アピールを確認しました。

(2011年6月26日付「兵庫民報」掲載)

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