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2011年4月24日日曜日

住民と力あわせ原発誘致阻止

福島原発事故の危機打開へ、いま日本共産党は、情報の全面開示、内外の専門家の知恵と力の総結集をよびかけています。

原発建設をめぐって兵庫県内では一九五〇年代末から、御津町、南淡町、香住町、岡山県日生町鹿久居島(赤穂市に隣接)、家島町などが建設候補地として名前があがりました。「安全だ」と唱えるだけの国や電力会社、原発誘致に走ろうとした兵庫県に対し、日本共産党は、一貫してその危険性を告発。住民と力を合わせて反対運動にとりくみ、建設を許していません。

御津町、全国「二番目」候補地に

御津町に茨城県東海村の一号炉につぐ全国で二番目の原発候補地として、白羽の矢がたてられました。一九五八年頃から誘致の動きがあり、一九六〇年十二月、関西電力が御津町を最有力候補地にあげたことが新聞報道で表面化。

当時の知事らが推進の方向でうごくもとで、日本共産党は、原発がまだ研究開発段階にあり、安全性でも大きな問題があることも指摘し、計画の危険性を訴えました。学習会や宣伝資料の発行など活発にとりくみ、各種団体にもはたらきかけました。県総評にも議論してもらい、原発建設反対がメーデースローガンにも決定されるなど、運動が広がりました。

その後、計画は「沙汰やみ」になりました。

香住町、「町はじまって以来」のデモも

一九六七年十一月、兵庫県と香住町が、香住町下浜地区に関西電力の原発を誘致する方針を発表しました。日本共産党兵庫県委員会はただちに「誘致反対」の態度をきめ、県議会で県当局を追及。「ひとたび事故が起これば…深刻な被害を及ぼす」「関西電力の言い分をまるごと飲み込むような政治的な態度はおかしい」ときびしくただしました。香住町の地元では、有志の人たちが開いた講演会で党の代表が講演したり、党香住町議も地元の人たちと協力して大奮闘しました。

原発設置反対の集会、「町はじまって以来」の約三百人のデモなどたたかいが広がりました。一九七〇年九月町議会で、日本共産党町議の質問に、町長がついに原発を事実上たなあげにする答弁をおこないました。つづいて隣町の浜坂町の居組などがつぎの建設候補地にあげられましたが、建設を許しませんでした。

四国電力が日生町鹿久居島に計画

一九七〇年になると、こんどは中国電力が赤穂市に隣接する岡山県日生町鹿久居島に原発を建設しようという計画がもちあがりました。

日本共産党西播地区委員会は「赤穂の鼻の先“鹿久居島”の原子力発電所計画に反対しよう」と訴えた政策を発表。「住民に放射能被害の不安をあたえ、日生町・赤穂市の住民の生命と生活をおびやかす原子力発電所建設計画をすぐ中止すること」を求めました。そして「全民主勢力は、日生町の『鹿久居島原子力発電所反対実行委員会』と協力して原発建設反対の闘争にたちあがろう」とよびかけました。

建設反対の市民運動、現地の漁業者を中心とする運動のたかまりなどのなかで建設をおしとどめました。

(2011年4月24日付「兵庫民報」掲載)

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