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2011年3月13日日曜日

「堀江川」 江口慶一さん追悼公演

劇団四紀会 3月25日から劇団スタジオ
人情喜劇を6年ぶり再演

稽古の一場面
劇団四紀会(村井伸二代表)が、昨年末亡くなった前代表の江口慶一さん追悼として、北条秀司作「堀江川」を今月末、劇団スタジオで公演します。

作者が約50年前、松竹新喜劇のために書きおろした、人情喜劇です。

舞台は明治から大正に変わってすぐの大阪堀江。東京で歌舞伎役者として名をあげた香次郎が、生まれ故郷の舞台に立つため戻ってきます。10年前に別れた父親との再会をずっと夢見てきました…。

6年前の初演で江口さんは、渋谷天外の当たり役、口のきけない父親、七五郎を演じました。病気療養に入る最後の大役でした。出世した息子に会いたい思いと、いまさら会えないという思いで揺れる親心を、台詞はなくても、からだ全体で演じました。熱演が語りつがれています。

追悼公演では、長年ともに劇団を支えてきた仲間のひとり、久語孝雄さんが七五郎を演じます。演出は前回と同じ岸本敏朗さん。ほかの配役は、ほぼ初演通りです。

「人情劇の理屈ぬきのおもしろさ、時代背景の妙味を味わってほしい。お客さんに喜んでもらえる芝居を、これからもとりあげていきたい」と岸本さんは語っています。


江口慶一追悼公演「堀江川」/北条秀司作、岸本敏朗演出/3月25日(金)19時30分、26日(土)13時・18時、27日・4月3日(日)12時・17時/元町プチシアター(四紀会スタジオ)/会員1,500円(入会金別途500円、当日入会可)、一般3,000円/☎078・392・2421(夜)

(2011年3月13日付「兵庫民報」掲載)

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