日本共産党は、十月二十六日から兵庫県内で「子ども署名」と「いきいき署名」の宣伝・署名行動を本格的に始めました。この日、堀内照文兵庫国政委員長と日本共産党の県議四人、県議候補九人がそろって神戸のJR元町駅前に立ち、署名をよびかけました。
*
「子ども署名」は①中学卒業まで医療費無料化(予防接種をふくめ、所得制限・自己負担なし)②三十人学級を小中全学年で③保育所増設と保育料引き下げ、を求めています(地域によっては中学校給食の実施も)。「いきいき署名」は①七十五歳以上の医療費無料、六十五歳以上の負担は一割に②介護保険の保険料・利用料の軽減③国民健康保険料の引下げへ大幅助成―を掲げています。
*
日本共産党は、四年前の二〇〇六年秋から民主団体と協力して「こども署名」にとりくみ、翌〇七年のいっせい地方選挙では県下各地で、子どもの医療費無料化や少人数学級が争点となりました。県民世論が広がるもとで、県が、子どもの医療費助成の対象年齢を広げるとともに、西宮市、小野市、福崎町が独自に施策を上乗せして、中学卒業まで入院・通院とも無料化しています。
*
日本共産党は、こうした経験・教訓を生かし、「子ども署名」「いきいき署名」の二つの署名を活用した、宣伝と対話などを幅広くおこなうことにしています。来年のいっせい地方選挙にむけて世論を広げ、二つの署名に掲げた県民の切実な要求の実現に力をつくすことにしています。写真:10月26日、JR元町駅前での宣伝・署名行動からスタート
(2010年11月7日付「兵庫民報」掲載)