収束に向かっているかと思われた口蹄疫が、宮崎県都城市で新たに見つかったことが報道された6月10日朝、日本共産党の堀内照文兵庫国政委員長(参院選挙区予定候補)と県会議員団(ねりき恵子団長)は、「県内農業を守るための申し入れ---口蹄疫対策およびカドミウム問題について---」(全文はこちら)を県知事に申し入れました。
堀内氏は口蹄疫対策について、「宮崎牛も元をたどれば兵庫の牛になると聞く。いわば全国のブランド牛の始祖ともいえる牛を万が一失うことがあっては、その損失は計り知れない。兵庫県の役割は重要だ」と指摘し、抜本的な対策強化を求めました。
また、カドミウム問題については「原因企業がはっきりしており、通常でも経営が大変な農家にこれ以上負担をかけてはならない」として、国・県・原因企業の負担による対策が当然だと強調しました。
また、杉本ちさと県会議員も、「稲のカドミウム給水を抑制する湛水栽培が始まったが、必要な機材もないし、負担が大きいので続けられないとの声が出ている。支援が必要」と求めました。
応対した谷口進一農政環境部長は、「口蹄疫の問題では引き続き防疫に全力をあげつつ、他府県とも連携し、不十分な点を補うこととしている。カドミウム問題でも地元の痛みはわかっているつもりだが、今日の申し入れも検討し、対応を進めていく」と答えました。
写真:申し入れ書を手渡す(右から)杉本ちさと・新町みちよ・ねりき恵子県議、堀内照文兵庫国政委員長、星原さちよ県議
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申し入れ文全文は「政策・提言」ページに掲載しました。