2021年8月1日日曜日

北区・兵庫区・長田区で:西宮市北部からの参加も:総選挙力をひとつに奮闘しよう:各地で市民と野党の合同宣伝



兵庫二区「市民と野党」の共同をすすめる会(仮称)主催で合同街頭演説会を七月二十二日午後、北区鈴蘭台駅前、兵庫区東山市場前、長田区一番街入口の三カ所で行いました。
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北区と兵庫区での演説会では最初に呼びかけ人の医師・武村義人さんが街頭演説会の意義を述べました。コロナ対応やオリンピック開催で国民に背を向ける安倍・菅政権にこの国の政治を任せられないと批判。憲法九条・二十五条を生かす政治に変えるため、市民の要望と政治をつなぎ、秋の総選挙で力をひとつに奮闘しようと呼びかけました。
長田区では弁護士の羽柴修さんが、国民に冷たい異常な政治を野党共闘で変えようと呼びかけました。
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各区で、新社会党兵庫県本部委員長の、あわはら富夫さんは、「市民の中で高まりつつある政治への怒りを感じる。今日の街頭演説を歓迎。平和・人権・民主主義を守る立場で奮闘する」と演説。
日本共産党二区国政対策委員長の宮野つるおさんは、日本共産党が国民の苦難軽減、暮らしのSOSに応えて奮闘し九十九周年を迎えたことを紹介。核兵器禁止条約を批准する政府を総選挙でつくろうと呼びかけました。
立憲民主党兵庫県総支部連合会副代表の、ふなかわ治郎さんは、「都議選では野党共闘で立憲民主党も共産党も前進した。解散総選挙まで二カ月、早く野党共闘を」と述べました。
都合で長田区だけの参加になった緑の党の松本なみほさんは環境問題を分かりやすく訴えました。
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北区では済生会病院の存続・充実を求める会の浜本宏さんが署名運動などを力強く訴えました。同じ兵庫二区の西宮市北部からの参加者もありました。
長田区では神戸医療生活協同組合の井上徹さんがコロナ対応など実態を報告し、政治を変えて命を守ろうと訴えました。
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三カ所とも炎天下での開催となりましたが北区で六十人、兵庫区で三十五人、長田区で四十五人が参加しました。
〔井村弘子=同会事務局〕

写真:長田区での街頭演説会で声援にこたえる(前列右から)武村義人、羽柴修、宮野つるお、あわはら富夫、松本なみほのみなさん
  

(兵庫民報2021年8月1日付)
17:00

伊丹革新懇が提案し毎月19日に駅前で超党派宣伝:総選挙力をひとつに奮闘しよう:各地で市民と野党の合同宣伝


「戦争法反対、九条守れ」をテーマに毎月十九日十七時から伊丹の駅前(阪急、JR)で行っている超党派議員宣伝は、「安保法制(戦争法)」が自民、公明によって強行可決された翌年二〇一六年以来、伊丹革新懇の提案で行っているものです。立憲民主党、社民党、無所属、日本共産党の国会議員、県議、市議がリレースピーチ、革新懇会員をはじめとする市民がビラを配ったり、署名活動、スタンディングなどをしています。
七月十九日は阪急伊丹駅前で宣伝をしました。立憲民主党の桜井周衆院議員、相崎佐和子県議、岸田真佐人市議、川上八郎前市議、日本共産党の上原秀樹市議、服部好廣前市議がリレースピーチし、れいわ新選組支持者も含む市民で道行く人にビラを手渡しました。
〔中島隆夫=伊丹革新懇〕

写真:スピーチする(左から)相崎県議、桜井衆院議員、上原市議とビラを配る革新懇会員ら

(兵庫民報2021年8月1日付)
16:30

総選挙で決着を:憲法共同センターと革新懇7月31日に全県交流会議:14時~高教組会館

憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは、七月十四日幹事団体会議を開催。会議では、津川知久代表の情勢報告、兵庫県革新懇と共催で三十一日に開催を予定する全県交流会議などについて論議し、総がかり行動兵庫県実行委員会の論議も報告されました。
津川知久代表は、二〇一六年参院選の結果、衆参両院で改憲勢力が三分の二を占め、それを受けて安倍前首相が一七年五月三日に改憲宣言して以来を振り返り、国会で改憲論議を許さない市民と野党の闘いの意義を述べ、与党側が改憲の「呼び水」として「国民投票法改正案」を持ち出したが、この法律の欠陥が足かせになっている。しかし、下村博文政務調査会長のコロナ禍を利用した改憲発言など政権側の執念は軽く見ることはできないと指摘。
政権のコロナ・五輪対応、地球温暖化への後ろ向き姿勢、デジタル法など悪法強行、防衛白書に台湾明記など戦争法発動への危険な動きに対して、民衆から「ちゃぶ台返し」してもいい状況だと指摘。東京都議選でも「市民と野党の共闘」の力は示され、兵庫県知事選めぐってもオール与党体制瓦解が起こった、総選挙での決着をめざし、いまこそ共同を地域、分野から広げる時だと報告しました。
兵庫革新懇と憲法共同センターが共催で「コロナ後の、憲法が活かされる社会をめざし総選挙で決着をつけよう――〝県レベルや各地域ごとに〟強固な共同をめざす全県交流会議」を七月三十一日十四時から兵庫県高教組会館で開くことを決め、会場参加だけでなくオンラインでの参加も含め、全県の交流の進め方も論議。上脇博之神戸学院大学教授がオンラインで「改憲策動を総選挙で決着つけるために」の講演も行います。オンライン参加希望者は共同センターに申し込んでください。☎078・366・6855。
総がかり行動兵庫県実行委員会の報告では、5・3憲法集会は十一月三日に延期されたが「意見広告」の取り組みが成功したこと、八月に学習会も検討していることなどが報告されました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2021年8月1日付)
16:00


「県民のいのち、暮らし、仕事を守る県政」へ市民と野党の共同を広げ、公約実現めざしてがんばります:二〇二一年七月二十二日 憲法が輝く兵庫県政をつくる会

Twitterで拡散されたKKさん撮影・ちまこさん作バナー

憲法が輝く兵庫県政をつくる会は、二〇二一年七月十八日投開票の兵庫県知事選挙に、金田峰生候補を擁立し、十八万四千八百十一票(得票率一〇・〇九%)を獲得し、前回選挙より得票数・率とも前進しました。ご支持いただいた県民のみなさん、猛暑のなか、コロナ感染症対策を行いながらご支援をいただいたみなさんに、心から感謝を申し上げます。
今回の選挙は、井戸知事の退任により新人同士が争うものとなりました。コロナ禍で県民の命と健康、暮らしが脅かされる中、すべての候補者に、保健所を減らし、公立病院の統廃合を進めてきた井戸県政に対する評価、態度が問われた選挙でした。井戸県政で副知事をつとめた金沢和夫氏は六十万票得票率三二・八%の得票にとどまり、井戸県政からの変化を求める投票が多数をしめる結果となりました。当選した斎藤元彦氏は八十五万票余を獲得しましたが、得票率は四六・九%で知事選史上初めて半数を下回り、過去最低の得票率での当選となりました。
私たち憲法県政の会と金田峰生候補は、①抜本的なコロナ対策で、いのちと暮らし・仕事を守る、②ジェンダー平等、すべての人の尊厳を守る、③地域の産業を支え、農林水産業を基幹産業に位置づけ、雇用を守る、④子どもの未来をひらく――の四つのチェンジで、県民のいのち、暮らし、仕事を守る県政への転換を訴えました。選挙戦を通して、これらの政策への共感は広まり、女性、若い世代、医療従事者、中小業者など、コロナ禍で苦難にあえぐ幅広い方々からの支援と激励が、政党支持の違いを越えて寄せられました。投票日の直前まで、会と金田候補の政策を掲載したチラシはよく読まれ、多くの共感の声が寄せられました。政策が届けば、支持が広がることを実感する選挙戦でした。それだけに、すべてのみなさんに政策を届けきる点で、力不足があったことは大きな反省材料です。
会と金田候補がかかげた公約は、どうしても実現せねばならないものばかりです。みなさんとともに、県民要求実現のとりくみを続けていく決意です。今回の選挙戦には、自民党が二つに割れたことと長く県政を支えてきたいわゆる「オール与党」の枠組みが崩壊したという歴史的特徴がありました。分裂した自民党が推した金沢、斎藤の両候補が「継承」と「刷新」で争うかのような構図が、マスコミなどによって描き出されましたが、二人の間には、井戸県政に対する評価でも、今後に向けた政策でも大きな違いはありませんでした。
憲法県政の会と金田候補は、二人の自民党候補では県民の願いがかなえられないこと、県政を転換するには県民と野党の幅広い共同が必要であることを明らかにし、金田候補を先頭に、国政野党のみなさん、市民運動にとりくんでいるみなさんとの懇談を重ねました。政党として推薦をいただいたのは日本共産党のみでしたが、「オール与党」体制の崩壊という新しい条件の下で、あらためて県政転換のための共同を広げる努力を継続していきます。
選挙結果のより深い分析については、ご支援をいただいたみなさんをはじめ、多くの方々のご意見に耳を傾け、あわせて私たちの取り組みの点検も行いながら、今後にいかす所存です。一層のご支援をよろしくお願いいたします。

(兵庫民報2021年8月1日付)
15:30

兵庫県知事選挙の結果について:二〇二一年七月二十一日 兵庫県労働組合総連合・県知事選挙推進本部会議

兵庫県知事選挙が七月十八日投開票され、兵庫労連が加盟する憲法が輝く兵庫県政をつくる会(以下、県政の会)から立候補した金田峰生候補(以下、金田候補)は、得票数十八万四千八百十一票、得票率一〇・一%で健闘したものの及ばなかった。
金田候補勝利に向けて、ご支援頂いた皆さんに心から感謝する。また、立候補表明以降ご奮闘された組合員の皆さんに心から敬意を表す。
選挙戦では金田候補を筆頭に県政の会・兵庫労連は、「手をつなぎ、いのちと暮らしを守る県政」の実現めざし、奮闘した。県「行革」で医療や福祉が削られ、その結果コロナ禍でいのちや健康、生活が守られていないことを指摘し、保健所を五十カ所増やすなど具体的な政策を示し幅広い県民の支持を得た。また、ジェンダー平等、本気のSDGsを兵庫からめざすことも掲げ、共同が広がったことも特筆すべきである。
兵庫労連は、金田候補と政策協定を締結し、全ての県民の雇用を守る、最賃今すぐ千円、千五百円をめざすなど、私たちの要求をともに実現するため奮闘しようと固く誓い合った。その政策は、県民と練り上げていく県政の会の政策案にも反映され、選挙期間中も街頭やSNSで金田候補の公約として発信され、多くの有権者に希望を与えた。街頭演説の場所まで来て「最賃をぜひ上げてほしい」と訴えた女性、「もう少しだけ生きやすい社会を心から願う」とメールで思いを寄せられた非正規雇用労働者など、私たちの願い・思いは確実に届いた。この兵庫県への要求は、間近に迫った総選挙や、神戸市長選挙に繋がるものであり、私たちは今後も要求に確信を持ち、実現するため奮闘を決意する。
このように金田候補の政策は訴えると県民との共同が広がるものであった。一方で自民党の内部分裂と維新の相乗りが重なり、それをあたかも二人の候補の選択かのようにマスコミによって報道された。しかし、我々の政策が知られていく中で、金田候補が第三の選択肢であることが広まっていった。だが、声を集めきれず金田候補の支持に結びつかなかった。それは今後の県政の会の総括論議にゆだねるものとする。
いずれにせよ、結果として自民・維新相乗りの候補が当選した。当選者は刷新を唱えているが、政策は井戸県政継承の候補者の政策と何も変わらなかった。それどころか官邸丸抱えの知事として自民政治を遂行し維新との連携も強め、ますます県民不在の県政になるだろう。
私たちは、兵庫県民と兵庫で働くすべての人々とともに、県民本位の県政をこれからもめざす。合わせて、兵庫労連は、今秋の総選挙・神戸市長選挙ではこの知事選挙での共同も大切にしながら市民と野党の共同を推し進め、勝利をめざすことを表明する。

(兵庫民報2021年8月1日付)
15:00


佐用町がPCR検査費3分の2助成:濃厚接触にあたらない人対象

佐用町は六月議会で、新型コロナウイルスの陽性者に接触したが、濃厚接触者には当たらない人を対象に検査費用の三分の二を助成することを決めました。
PCR検査は最大一万五千円、抗原検査は最大四千円を、合計約百回分を予定しています。今年度の地方創生臨時交付金事業として実施します。
日本共産党佐用町議団は、「社会的PCR検査を行い、無症状感染者を把握・保護すべき」「検査体制と検査拡充を」と繰り返し議会でとりあげ、町にも申し入れしていました。
佐用町はこのほか、コロナ禍の支援策として町内の重度障害者に二万円を、中学生以下の子どものいる家庭に一人一万円の子育て支援券を給付します。
〇無料検査・助成ふみだす自治体も
PCR検査への自治体独自の助成は、県内では、高砂市が市民病院でPCR検査を受ける市民に半額助成します。県外では、広島県、徳島県、宮崎県、沖縄県などが来県者、帰省者などを対象に無料または一部負担で実施するなどPCR検査を提供する自治体が増えています。長野県伊那市は、県外から帰省する学生を対象に検査費用を補助します。
〔森勇治〕

(兵庫民報2021年8月1日付)
14:30


兵庫の地学散歩……大地を科学する:第二回 54年前の「市ケ原山津波」を検証する


觜本 格(かがく教育研究所)

今年七月三日に静岡県熱海市で発生した土石流が猛烈な勢いで住宅地を襲い民家をなぎ倒していく映像は衝撃的だった。活発な梅雨前線による大雨によって百世帯以上が被害を受け、死者・行方不明者は二十七人にもなった(二十六日、静岡県発表)。七十二時間雨量は四百㍉㍍を超え、大量の水を含んだ土砂が山の斜面を下って被害を出した。土石流の起点となった場所で森林が伐採され産業廃棄物を含む残土による盛土の崩落が引き金になったと指摘されている。土石流は自然の現象であるが、人為的な自然の改変が引き金となり、被害を大きくすることがある。神戸で同じようなことが、かつて起こった。

五十四年前の悲劇の現場と布引ハーブ園

今から五十四年前の一九六七年(昭和四十二年)七月九日の豪雨によって阪神間で九十五人が犠牲になった。なかでも神戸市中央区の市ケ原で発生した「山津波」(斜面崩壊)は二十一人の命を奪った。神戸海洋気象台の観測で、一日の雨量は三百二十㍉㍍、一時間雨量は最大七十六㍉㍍を記録。北上してきた熱帯低気圧から送り込まれた気流によって梅雨前線が活発化し、西日本に豪雨を降らせた。神戸では十六時からの二時間に百二十七㍉㍍、二十時からの一時間に五十九㍉㍍の猛烈な雨になった。夕方から夜にかけて六甲山地から市内に「鉄砲水」が襲い、山崩れが発生し、家屋の倒壊・流失が相次いだ。市ケ原地区で「山津波」が発生したのは二十一時十五分。世継山(四百二十五㍍)の北西で斜面崩壊が起こり、土砂が谷底に滑り落ち、民家と駐在所が土砂に押し流された。
 

中世ヨーロッパの古城を模して造られた布引ハーブ園。多くの市民や観光客でにぎわうこの場所が五十四年前の悲劇の現場であることは、あまり知られていない。一九六〇年に世継山を取り巻くこの場所で「神戸カントリー倶楽部ゴルフ場」が開業した。その七年後に悲劇が起こった。
 
世継山(左)と布引ハーブ園山頂駅(右)

ゴルフ場開発が斜面崩壊の原因であると裁判が争われた。一九七二年に神戸市が五億六千万円で該当地を買い取り、ゴルフ倶楽部はその資金で犠牲者への補償をした。その後、地質調査や植生調査、防災、土地利用の検討が行われ、「将来は都市公園にする。当面は防災工事をすすめる」ことになり、「香りの公園『神戸ハーブ園』構想」(一九八七年)、本格工事(一九八八年~一九九一年)、竣工開園(一九九一年)となった。
「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」建設にあたっては、自然保護・災害防止の立場から兵庫県勤労者山岳会と布引・市ケ原の自然を守る会から激しい反対運動が展開された。災害防止と森林更新も含んだ建設を行うこと、「誰でも気軽にハーブが楽しめる」というコンセプトで布引ハーブ園は完成した。

斜面崩壊の現場を見る

地形図と現地でその斜面崩壊の跡を確認した。世継山の北西斜面標高三百九十㍍から標高二百八十㍍まで、幅三十五㍍~四十㍍、長さ百六十㍍にわたっての土砂が崩れた。斜面の角度は三十五度~四十度。深層風化した花こう岩からなる斜面の表層部が二㍍~三㍍の深さで滑り落ちた。(写真上)
被害を受けた市ケ原地区は新神戸駅から神戸市立森林公園に向かうハイキング道に沿った市ケ原堰堤の北百㍍ほどの場所にある。ハイキング道から横道に入った場所に崖崩れの産物である崖錐堆積物を見ることができる。金網のフェンスで囲まれているが、家屋の土台や石垣が残っている。半世紀たった今も瓦やタイル・食器の破片もたくさん落ちていて、人々が生活をしていたことが生々しい記録として残されている。
崩壊箇所は、今ではしっかりとした土留め対策工事がされ、立派な森林も育っている。しかし、この場所にゴルフ場をつくったのだから、周辺の樹木は切り取り、掘り起こされたのだろう。そんな無防備な山の姿を思い浮かべることができる。

土石流が作った「谷」と「平野」

毎年のように発生する線状降水帯による豪雨や大型台風による風水害が各地で起こっている。土砂災害と氾濫・浸水などの水害が頻発し、激甚化している。
「災害は忘れたころにやってくる」(寺田寅彦)と言われるが、近年の日本では忘れる暇もない。天気予報で「今まで経験したことのないような事態」という表現がしばしば使われる。「数十年~数百年に一度の」異常気象が頻発する時代になっている。
私たちの住む大地は山地と平野からなる。山地は大雨が降ると侵食されるところだ。崖崩れが起こって土砂が生産され、土石流によって下流に運搬される。谷の地形は過去の崖崩れと土石流によって削り取られてできた。平野は山地から運び出された土砂の堆積の場であり、氾濫した川の水が運んだ泥や砂によってつくられた。
その場所では百年~千年に一度のできごとが数万年~数十万年に何百~何千回も積み重なって、山地には深い谷が刻まれ、人々の生活の場である平野が形成される。山地の谷と平野の地形から、自然の営みの壮大な力と歴史を思い浮かべて見た。
(元神戸市立中学校理科教員・元神戸親和女子大学教授)

(兵庫民報2021年8月1日付)
14:00

熱海など被災者に支援を:神戸・元町で救援募金訴え:日本共産党兵庫県委と神戸市議団


日本共産党兵庫県委員会と同神戸市議団は二十四日、神戸・元町の大丸前で静岡県熱海市など豪雨・土石流災害の被災者への救援募金を訴えました。約二十人から一万円余が寄せられました。
これには、七月の兵庫県知事選挙で候補者として奮闘した金田峰生党国会議員団兵庫事務所長、神戸市議団の森本真団長、今井まさこ市議らが参加しました。熱海市が七月二十一日から支援物資の受け入れを再開したことを受けて、募金活動を行いました。
金田氏らがマイクをもち、「熱海市伊豆山土砂災害」で七月二十三日現在、十九人の死亡、八人の行方不明者、百三十一棟の被害をうけ、なお三百人以上が避難生活を余儀なくされていることも紹介。「二十六年前の阪神・淡路大震災では、全国からの募金で私たちは本当に勇気づけられました。今度は神戸から支援しましょう」「不足する物資もあるようです。命を支える募金です。みなさんの思いを現地に届けます」などと呼びかけました。
炎天下のもと道行く人たちが「少しでも被災した人たちの助けになりたい」などと募金。若い人の姿もありました。〔森勇治〕

(兵庫民報2021年8月1日付)
13:30

第65回兵庫県母親大会:コロナ禍から何を学ぶのか:市民・女性の運動で政治変える取り組み広げよう

神戸駅前でのスタンディング

第六十五回兵庫県母親大会を七月二十四日、神戸市文化ホールで開き、五百二十二人が参加しました。
アジサイ合奏団

幕が上がるのと同時に神戸のアジサイ合奏団十七人による二胡の演奏が始まりました。初めて聞く人も多く、柔らかな音色に「癒された」と何人もの感想にありました。
運動交流はコロナ禍の問題に絞り、食糧支援活動、看護師の体験、業者の苦境が語られ、市民・女性の運動で政治を変える取り組みを広げようとの呼びかけがありました。
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山極壽一さん

記念講演は総合地球環境学研究所の山極壽一所長。日本学術会議の前会長です。「コロナ禍から何を学ぶか――ゴリラ博士が語るヒトの未来――」をテーマに講演しました。
山極さんは、サル、霊長類、ヒトとの、食料めぐる動きや子育ての違いから、共食、共同保育の始まりと本質について紹介し、今、コロナ禍で、何が壊され、何を大切にしなければならないかを指摘しました。
サルは手に入れた食料を強いものが奪い取ることが当たり前、霊長類は女や子どもが分けろとねだるのが当たり前――霊長類であるヒトも同じように食べ物を囲んでみんなで食べるという生き方をしてきたと語りました。
会話や会食が当たり前であったことの重要性がよくわかる講演でした。紙面では語りつくせない内容の濃い話だったことが感想文の中から読み取れました。
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大会はアピールを採択して閉会。その後、JR神戸駅前で、スタンディングを行いました(写真上)。
それぞれが持ち寄った「女性が暮らしていける最低保障年金制度を」「日本は核兵器禁止条約に参加を」「本気のSDGsをすすめよう」「原発より愛」などの横断幕やプラカードを掲げ、道行く人にアピールして、母親大会を終了しました。
〔中村治子=兵庫県母親大会連絡会会長〕

(兵庫民報2021年8月1日付)
13:00

コロナで困窮する学生・若者を野菜づくりで支援しよう:農作業参加者、カンパ募集中


コロナ禍のもとで困窮する学生・若者を支援しようと「フードバンク」(食料支援)が各地で取り込まれています。
この春、貸し農園で自家用野菜の栽培を楽しんでいた神戸市在住のTさんが「フードバンクへジャガイモを作って出そう」と呼びかけ、数人で七十株を植えました。収穫期を迎えたいま、民青同盟兵庫県委員会に届けました。
Tさんらは、次はサツマイモを植えようと準備を開始、①苗・種イモなどの経費への協力(一口三百円)、または②農作業の協力―を呼び掛けています。
農園は神戸市西区、帰りは近くの大山寺温泉で汗を流せます。
問い合わせは☎080・1479・0117(Tさん)へ

(兵庫民報2021年8月1日付)
12:30

山下よしき「中国共産党のようになるの?」連載エッセイ37


「中国共産党の百周年が報道されているが、中国には報道の自由や人権が守られてないように思います。日本共産党が選挙で増えたらああいう風になるのではないかと気になります」
オンライン演説会でいただいた質問です。私は次のように答えました。
*
なりません。格差と貧困、気候危機の根本には、企業のもうけが第一の資本主義の矛盾があります。日本共産党は、資本主義は人類の到達した最後の社会ではなく、人類はそれを乗り越えて、その先の社会――社会主義、共産主義に進むことができると考えています。
私たちがめざす未来社会の最大の特徴は、すべての人間の自由で全面的な発展を可能にすることにあります。人間による人間の搾取がなくなり、社会のすべての構成員が平等に生産活動にあたることで、労働時間を大幅に短縮することができます。
自由な時間が増えれば、人間は自分の能力を存分に発展させることができます。芸術作品をつくりたい人も、スポーツをやりたい人も、自分のもっている能力を開花させる自由な時間を十分に得ることができます。
こうした立場から見るなら、香港やウイグルで人権侵害、人権弾圧を行い、海警法をつくって力ずくで他国の主権を侵害する中国が、すべての人間の自由で全面的な発展をめざす「社会主義」の名に値しない国であることは、誰の目にも明らかではないでしようか。
日本共産党は、中国共産党百周年にメッセージを送りませんでした。
(日本共産党参院議員、党副委員長)

(兵庫民報2021年8月1日付)
12:00

亀井洋示「はしごはずし」



(兵庫民報2021年8月1日付)
11:30

観感楽学


ごうごうたる世論の批判を無視して五輪が強行開催された。観客の姿がない競技場での入場行進は、選手たちの晴れやかな民族衣装と笑顔だけが救いだった▼ところで宇佐美里香という世界一の空手家(現・コーチ)がいたことをご存知だろうか、私は数年前、動画でこの選手の演武を見て衝撃を受けた。たしかパリでの世界選手権だったと思う。会場に現れた彼女の姿を見た瞬間、きりりとした表情と美しさに魅せられてしまった▼空手の型の演技は型の名を審判に告げるところからスタートする。彼女が気迫を込めて演ずる型の名を告げた瞬間、場内は静まり返った。シュシュッという道着の擦れ合う鋭い音だけが響き、観衆の目は一分の隙もない彼女の一挙手一投足にくぎ付けになった。突きや足蹴りが決まるたびに万雷の拍手が起こり、彼女が気合を発すると水を打ったように静まりかえった。演技が終わって一礼した彼女に、観衆は感動のスタンディングオベーションで応えた▼観衆と選手とのこの一体感こそ、アスリートの喜びであり彼らはその一瞬のために汗と涙を流して練習に励んできたといっても過言ではない。コロナにおびえながら競技を強いる五輪、アスリートたちにこんな環境しか作れなかった政治の責任は極めて重い。(D)

(兵庫民報2021年8月1日付)
11:00