2022年5月29日日曜日

参議院選挙公示まで1カ月:尼崎で日本共産党と後援会が決起集会

日本共産党尼崎地区委員会と後援会は五月二十一日、決起集会を開きました。
地域・女性・労働者それぞれの後援会から、計九人の報告がありました。「日々の『しんぶん赤旗』を読むことが活動の力になっている」「宣伝で中・高生から反応があり恥かしいやらうれしいやら」「戦争への危険な道を断固ストップさせる」などこもごも活動や決意が報告され、笑いと感動の声に包まれました。
こむら潤予定候補からは、若者が未来への夢に向かって歩める社会、くらしを支えジェンダー平等の社会をつくるためがんばる決意などが語られました。こむらさんの活動が県下全域となり、このところなかなか身近でこむらさんの話を聞く機会がありませんでしたが、ますます訴えに磨きがかかり、十五分の話の中で何度も大きな拍手が沸き起こりました。
大門みきし参院議員は、まず、こむらさんや参院比例のベストチーム五人をユーモアたっぷりに紹介。「やさしく強い経済」については、「新自由主義は経済の成長を止めた。もう終わりにしよう。高齢者が社会のお荷物になると肩身の狭い思いをするのは間違っている。介護や医療など社会保障の分野は、経済活動の四分の一を占めている。ここにしっかりと光を充てる政治が雇用を生み、人々の幸せを生み出す。それが『やさしい』のゆえんです」と解説。会場全体が「うんうん」とうなずき、勇気と元気をもらいました。
参加者からは、「久しぶりに、会場全体がもりあがり、よしがんばるぞと思えた。いい集会だった」と、うれしい感想も聞かれました。
〔松沢ちづる=尼崎市議〕

(兵庫民報2022年5月29日付)15:00

参議院選挙公示まで1カ月:日本共産党兵庫県女性後援会が総会

(左から)女性後援会の大沢たつみさん・岸本友代さん、
予定候補の赤田かつのりさん、こむら潤さん、大門みきしさん

日本共産党兵庫県女性後援会は総会を五月二十一日、神戸市内の会場と県内五カ所をZoomで結んで開催しました。大沢たつみ代表世話人(元参議院議員)の開会挨拶のあと、こむら潤参議院兵庫選挙区予定候補が決意表明。公示まであと一カ月余りに迫った参議員選挙、戦争か平和かの日本の針路が問われる。三人の子どもの母親として若者の命奪う戦争は絶対許さない。若者も高齢者も安心して暮らせる社会保障と教育の充実を訴え、頑張る決意をのべました。
大門みきし参議院議員の記念講演は「やさしく強い経済を」のテーマで、とりわけジェンダー平等がすすむ国は経済も活性化される、社会保障の充実で経済が発展するなど、日本の政治には根本的な発想の転換が必要だと主張しました。
また大門さんは、女性後援会が頑張って当初の予想を覆し、一人区で勝利した宮城県多賀城市の選挙の例を紹介し、「女性後援会の奮起で、必ず比例五議席確保と、兵庫からこむら潤さんを国会へ送ってほしい」と訴えました。
赤田勝則比例代表予定候補もかけつけ、日本共産党勝利のために全力つくす決意をのべました。
総会では二〇二二年の運動方針として▽参議院選挙・中間選挙・統一地方選挙勝利のために各女性後援会が街頭宣伝・スタンディングなどで党の風を吹かすこと▽日本共産党の綱領を学習し対話の力に。『?リーフ』を使った対話を大いに広げる。(二面下に続く)
(一面・女性後援会総会記事の続き)▽党を語る「集い」「カフェ」を気軽に開く▽SNS活用で後援会の発展を▽「しんぶん赤旗」「女性のひろば」「兵庫民報」の読者を増やす▽あらゆる女性差別に声をあげ、『ジェンダーパンフ』の活用でジェンダー平等社会の実現を▽憲法改悪を許さない全国署名に取り組む▽県女性後援会の賛助会費―などが提案されました。
討論では▽「虹をわたろう――次世代交流会」の活動(新婦人内)。▽プチトマトニュース(後援会ニュース)の発行で小村さんを囲むつどいに十九人参加、うち六人が次世代。街頭宣伝でも『女性の広場』読者を増やした(垂水区)▽毎週金曜日に新婦人内後援会でスタンディング宣伝(淡路)▽新婦人内後援会で元会員・読者の名簿で三人組で訪問、対話を続けている(神戸市西区)▽ゼッケンをつけて登場するなど一歩踏み出す活動をそれぞれが工夫(尼崎)―などが紹介されました。〔平松順子〕

(兵庫民報2022年5月29日付)14:30

「自由と平和 花開く日本の前途切りひらきたい」赤田かつのり(日本共産党参院選比例代表予定候補(第2次発表)、日本共産党兵庫県くらし・教育対策委員長):このたびの参議院選挙にむけ、私は比例代表(第二次)予定候補者として活動することになりました。兵庫県全域の有権者に演説などで訴えて回ります。

訴える赤田かつのりさん(左は大野さとみ党中央区福祉子育て対策委員長)=21日・三宮

危機に乗じた支配勢力からの大逆流をはねかえし、勝機をつかむためには、早期の候補者擁立が切望されている。だから私は決意しました。私は過去五回の神戸市議選(垂水区)と昨年の総選挙をたたかってきました。憲法を改悪して戦争する国へと国の形を変えられてしまうのか、それとも日本共産党の勝利で国民とともに、自由と平和が花開く日本社会の前途を切りひらくのか――このたたかいは私にとって過去最高の責務であると受け止めています。
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日本共産党は七月十五日で創立百周年を迎えます。兵庫から党参議院議員を!比例代表で日本共産党を伸ばし、選挙区でこむら潤さんを押し上げ、必ず勝利するため、一日一日をフルに回転して兵庫から躍進の波を起こす決意です。
赤田かつのりさん(前神戸市議:3期)

(兵庫民報2022年5月29日付)14:00

亀井洋示「軍拡競争やめよ」


(兵庫民報2022年5月29日付)13:30

兵庫革新懇が講演会:維新政治の本質を考える

兵庫革新懇は、参院選を目前にした五月二十二日神戸市立婦人会館で、冨田宏冶関西学院大学法学部教授を迎えて「維新政治の本質を考える」講演会を開き、百人を超える方が参加しました。
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冨田教授は、最初に格差と貧困の恐るべき拡大の中、一方でポピュリストが跋扈し「分断」を持ち込むが、一方でそれに「反撃」する大きな流れが広がっている世界的・政治的激動の時代を明らかにしました。こうした中で、大阪維新は、「分断」の一方を組織化しているポピュリズムだと特徴を明らかにしました。
維新政治の大罪は、①熟議としての民主主義の破壊、②くらし・いのち・教育の破壊、③市民の分断とコミュニティーの破壊、④平和憲法・非核三原則の破壊にあると、大阪などの例や数字をあげながら解明しました。「維新」は熟議を軽視し、嘘を空気のように吐き国民を分断している。「身を切る改革」と称して、くらし・いのち・教育の破壊をすすめ、コロナの死者数は全国一で全国平均の三倍(大阪市)。人間の命・尊厳に価値をみないと告発。だから「核共有」まで言いだしている。
こうした「維新」とどう対峙するかと問いかけ、投票率を六〇%以上にすることが大事。そのために、路地裏対話と自公政治、維新政治にいじめられて生きずらさを抱える人々に寄り添い希望を共有することが大事だと具体的数字もあげて呼びかけました。
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閉会の挨拶に立った県革新懇代表世話人・兵庫労連議長の成山大志さんは、「参院選で、安心して住める社会にしよう」と訴えました。
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ウクライナ支援募金は、一万七千七百八円集まり、ユニセフに送りました
〔樫村庸一=同革新懇〕

(兵庫民報2022年5月29日付)13:00

伊丹革新懇第10回総会:憲法を生かし、いのち、暮らし、平和を守る

伊丹革新懇が第十回総会を五月二十一日、伊丹市立図書館ことば蔵地下多目的ホールで開きました。
第一部は記念講演。二宮厚美神戸大学名誉教授が「憲法を生かし、いのち、暮らし、平和を守る~自公政治と維新を切る~」をテーマに講演しました。
二宮さんはまず、憲法は「九条+二十五条」に尽きると述べました。――世界に九条と並んで誇るべき二十五条が、日本の憲法を飾っており、二つをたばねて前文となり、有名な平和的生存権を規定している。前文は「日本国民は」と始まり、全世界の諸国民が、恐怖と欠乏(貧困)から免れ、平和のもとで生存する権利があることを確認している――と解説しました。
維新や安倍元首相らが、敵基地攻撃能力を持たないとやられてしまうと主張していることについて二宮さんは、「敵基地攻撃能力とは、最初に打つのは俺たちなんだと世界に向かって脅すことであり、防衛の戦略でもなんでもない。詭弁だ」と批判しました。
こうした主張に対しては、憲法の力で反撃していかなければならないが、残念なことにウクライナ危機以降、憲法を変えるのは当然というかってない世論になったと二宮さんは憂慮を表明。維新支持派の六七%が改憲を支持し、自民より多く非常にあぶない傾向にあり、日本国民の最後の良識でとどまってくれるだろうと祈願するが、日本人の弱点は流れに弱いこと、過去、現在、未来から考えるという原理原則を貫くことができず、ちょっと変わるとドドドッと変わってしまう――と指摘しました。
「しかし希望がある」として――国民の関心は「年金」「医療」「介護」などで憲法については二%。そして改憲派の「今、九条を変えた方がいい」へ同意は三八%―などの状況をあげ、二宮さんは、「大きな右傾化の危機にあるが日本の良識は残っている。ここに依拠すること。昨年の総選挙では半年は野党共闘に世論は向いていた。そこに確信し、絶望してはいけない。革新のみなさんと力を合わせ明るく戦っていきましょう」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。
続いて、日本共産党参議院兵庫選挙区予定候補の、こむら潤さんが挨拶しました。
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二部の総会は、井上隆生代表世話人の挨拶に始まり、議長選出、中島隆夫事務局長が議案提案を行いました。質疑応答では、「若者をどう取り込むか」「故中村哲さんを偲ぶ会と憲法を学ぶ会を」などの発言があり、提案は、会計報告、役員提案とともに承認されました。映画『伊藤千代子の生涯』上映運動の訴えもありました。大勢の参加で元気がもらえた総会でした。また一年間、力を合わせましょう。
〔蓮山文子=同革新懇〕

(兵庫民報2022年5月29日付)12:30

三田市で3回目の「胃ぶくろおたすけ隊」:コロナ禍で生活を左右され続ける学生たち:求められる継続的な食料支援

五月十五日、三田市で第三回目となる民青同盟三田学生準備班主催の食料支援「胃ぶくろおたすけ隊」が実施されました。
当日はどんよりと雲が広がり雨天も心配されましたが、十三時三十分の開始からすぐに大勢の学生が支援を受け取りに来ました。
開始三十分ほどで前回の四十名を上回る学生の来場となり、当初予定していた支援物資が一時間も経たずに尽きるといったハプニングもありましたが、途中で追加物資を買いに行くなどして最終的には過去最高となる約六十人の学生に支援物資を届けることができました。
また買い出しの途中では、出会った三田民商の会員さんから「何か必要なものがあるか」と追加の支援物資が提供されました。
終始、笑顔と明るい話声が響き、前回に引き続き楽しく食糧支援が実施できました。
今回は第二回目より、事前に配布するチラシの範囲を拡大したことや、受け取りに来る学生の間でも支援活動が口コミで広まってきていることなどが、参加人数の拡大へとつながったものと思われます。また学生が選ぶ物資も麦茶などの飲み物が好まれるなど気候によって支援物資の種類も変えていく必要があることも明らかに。市内の店舗に支援物資の協力を頂けたことも取り組みの大きな成果であったと考えています。
物資を受け取ったあとにお願いをしているアンケートでは、「コロナウイルスによる情勢でバイトが休業になったため、食費を削って生活している」という声や、「オンラインから対面の授業に切り替わったため、バイトに入る機会が減ってしまった」といった実態を聞くことができました。
コロナ禍で学業やバイトへの制限と緩和といった学生たちにとって意図しない状況の急激な変化に生活が左右されている実態が引き続きあることから、やはり継続した支援が必要であることを参加者全員で感じています。
〔長尾明憲=三田市儀〕

(兵庫民報2022年5月29日付)12:00

「世界の動きと日本の安全保障」テーマに兵庫県AALA連帯委員会が初のゼミナール

兵庫県AALA連帯委員会は、五月二十二日、神戸市内で第四十一回定期総会とともに、兵庫県AALAとしては初めてのゼミナールを開催しました。
「世界の動きと日本の安全保障~アジアの中で日本の果たす役割」と題したゼミナールでは、関西大学の木下智史教授と四人の学生が、憲法や日本の安全保障などについて討論を行いました。
冒頭、木下教授が「日本国憲法の原点と現点」について問題提起。「日本の侵略戦争を反省し、「戦力は保持しない」「国の交戦権を認めない」と誓った憲法を策定」「しかし憲法を制定した当時から、ある程度の武力衝突があるかもしれない、だけどそれを戦争にしないことが重要だとし、一定の自衛力を持つことは想定されていた」「憲法九条と政府の綱引きのなかで、自衛隊が誕生。その自衛隊の活動において、専守防衛に徹すること、やってはならないルールをつくったのが、憲法九条だと考えている。九条は、プーチンにならないよう抑止のためのルールでもあると考えている」などと述べました。
こうした提起をうけ、学生が憲法や安全保障論に関し、「プーチンにならないための抑止を行うことは必要だと思う。しかし、もし攻められてきたときに、それと同等の兵力を持つことは必要ではないか」「さまざまなことが予想された憲法なんだと初めて知った。いまの武力では不安だという思いもあったが、しかし軍事力を強化しても、相手もさらに強化していけば、キリがなくなる。正直どうすればいいのかわからない」などの意見を述べました。
木下教授は、「周りがみんな敵だとすると、守られるのか不安になるのは当然。しかし、周りを敵にしないという努力も必要ではないか。憲法九条によって、アジアの中で、日本は信頼関係を築いている」と応じました。
また学生からの「日本だけ武力を持たなくて、いざやられるというふうになってはいけない。自衛力など明確に明記する必要があるのではないか」という疑問について、木下教授は「いまの自民党の憲法改定案は、単に自衛隊を明記するというだけではない。いま検討しているのは、必要最低限という規定もなくし、必要な武力の装備ということで、先制攻撃も辞さない装備にしようとしている。日本の国のあり方としても大きな転換。それにより、他国との信頼関係が崩れかねない」とこたえました。
パネリストになった学生は、「私の考えを話せたし、いろんな疑問に答えてもらい勉強になった。またこういう機会をもちたい」と感想を語りました。
定期総会では、井村弘子事務局長が、ロシアのウクライナ侵略に対し、強く非難するとともに、百四十一カ国で採択された国連の非難決議などの国際情勢や、AALAが取り組んでいる『どの国も戦争するな!国際署名』の提起など、総会議案について報告しました。また、井村氏は、規約の改正案、予決算、新役員体制などについても提案しました。
討論では、ロシアによるウクライナ侵略をめぐり、核兵器使用の危険性やNATOの軍事同盟の拡大などに関わって、あらためて非同盟運動の重要性などが強調されました。AALAの運動促進について、海外映画と学習会を交えた企画を行っている、若い人たちと海外との交流の機会等が大事ではないか等の意見が交わされました。
提案されたすべての議案が採択され、新会長に大塚秀之氏、副会長に祝教允氏が就任、事務局長に井村弘子氏を再任、十二人の理事と四人の常任理事を選出しました。
〔門屋史明=兵庫県AALA連帯委員会常任理事〕

(兵庫民報2022年5月29日付)11:30

「高校統廃合を考えよう!」三木市内で集会:兵庫県高等学校教職員組合副委員長 稲次 寛

「高校統廃合を考えよう!」という集会を五月十五日、三木市青山公民館で開催しました。主催は「北播磨地区の高校を守る会」で、主に現職・退職教職員が中心に運動をすすめる会です。チラシを作成して、三木市内の「神戸新聞」に折り込みました。予想される人数をはるかに超えて約五十名が参加され、関心の高さが感じられました。地元三木市青山の自治会長さんをはじめ地域の方々、保護者の方も参加されました。
私が「県教委の高校教育改革第三次実施計画」について説明をしました。北播地域では、二〇二五年から三校を一校に統廃合を行う計画です。学校名は今年の夏休みまでに公表されます。北播地域の普通科高校の実態から三木市内の高校が統廃合の対象になる危険性があることを説明しました。県教委の説明では、統廃合の対象校は、生徒急増期につくられた高校――つまり地域内で最も新しい普通科高校、分校から発足した普通科高校、定員が満たない普通科高校。該当する高校が三木市内には二校も存在します。現在の中学校一年生が高校に入学する年から統廃合が始まります。
会場からは質問や多くの意見が出されました。地域の方からは「初めて聞きました。驚いています。クラス数が減っていることは知っていましたが、保護者にはいつ説明があるのですか?」「緑ヶ丘に来たのは○○年前です。この地域は、幼稚園から大学まである文教地区だと思っていました」「三木北高校は、環境に力を入れており社会に貢献しています。いい高校だと思っていました」などと地域の高校への熱い思いが語られました。
「この高校統廃合は阻止できる可能性がありますか? 私たちはどうすればいいのでしょうか?」「高校がなくなるということは、地域づくりやまちづくりから考える問題です。高校だけの問題ではありません」などこれからどうすればいいのかという意見も相次ぎました。
会からこれからの運動として、まず地域の声をあげることや三木市長や三木市選出の県会議員への懇談申し入れ、三木市議会への請願活動が提起されました。請願項目は①三木市内にある高校を統廃合せず地域の声を聴くこと、②高校でも少人数をすすめて一人一人にゆきとどいた教育を行うこと―の二点です。
地域の方々の質問や声を聞けていい会になりました。ある人の「子どもは地域の宝です」という声が印象的でした。これからも地域の高校を守る運動を一緒に進めることを確認されました。
高校通学区拡大反対連絡協議会代表の阿江善治先生(神戸女子大学講師・教育を心理学や医療の面からも研究)も最後に発言し、過度の競争が子どもの健康をおかしていると、統廃合へ懸念を述べられました。
高校の統廃合計画を県民に知らせていく活動が大切です。さらに「高校を守る」という一致点で運動が進むことを願っています。まだ始まったばかりです。あきらめず地域の声を県教委に届けましょう。

(兵庫民報2022年5月29日付)11:00

神戸映画サークル6月例会:『サムジンカンパニー1995』:勇気を持って、力を合わせて

『サムジンカンパニー1995』の原題は「サムジングループTOEICクラス」。一九九五年に入社して八年目の高卒女性社員が、ステップアップを望んで社内の英語クラスを受講しながら、会社の不正を暴いていく物語。
ジャヨン、ユナ、ボラムは、大企業サムジン電子に勤務する女子社員。しかし、彼女たち高卒の女性たちの仕事は、実務能力はあったとしても、お茶くみや書類整理ばかり。
グローバル化を掲げる会社は、新しい社長を迎え、社内に英語の教室を作り英語検定試験TOEICで六百点を超えたら「代理」という肩書を与えるという。ちなみに代理とは、大卒男子には入社後すぐに与えられる肩書である。
ジャヨンはある日、地方の自社工場に行った際に汚染水が川に流れ出しているのを目撃。彼女は事態を報告する事ができたが、後に調査結果の数値を捏造した人物がいるのではないかと疑いを持つ。
ジャヨンは解雇の危険も顧みずユナとボラムの力も借りて真相究明に奔走。彼女たちの行動力は、やがて多くの人を巻き込んでいく。
実際に起こった水質汚染事件というシリアスな題材をベースに、グローバル化を掲げる韓国社会の片隅で懸命に生きる若い女性たちの姿をリアルに、そしてコミカルに描いて観る人に勇気を与える。
〔宮下暢子=神戸映画サークル協議会〕

『サムジンカンパニー1995』(2020年/韓国/110分)

6月17日(金)①11時30分②14時30分③19時、18日(土)①11時30分②14時30分③18時/神戸アートビレッジセンター KAVCホール/一般(事前予約)1,300円 参加日時を6月16日までにご予約を。Tel 078-371-8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com/URL http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2022年5月29日付)10:30

JRローカル線守る取り組みすすめよう:日本共産党県委員会が政策学習会

日本共産党兵庫県委員会は五月二十二日、「JRローカル線問題政策学習会」を開催しました。
この政策学習会は、JR西日本が四月十一日付で、初めて線区毎の収支状況を発表し、一日の平均利用者数が二千人未満の線区について存続を含めて検討を行うとしたことを受け、高橋千鶴子衆議院議員政策秘書の永野保司氏を講師に開催したものです。
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永野氏は、「鉄道は移動の自由を保障するものであり、住民の足であると共に、地域再生・活性化の基盤でもある」「移動権を確保する公共交通は赤字が当たり前。それをどう支えるかが行政の仕事であり責任。この考え方は西欧では常識」だと指摘しました。
また、気候危機に対応し、地方鉄道の活用へ交通政策を全面転換する必要があること、高齢化社会対応という点からも鉄道は重要だと提起、自治体もまきこんだ路線維持の取り組みを呼びかけました。
続いて、国鉄労働組合の代表から、JR西日本はこれまで年間数百億円の黒字で、直近二年間はコロナの影響で「赤字」になったものの、ローカル線を切り捨てなければならない程のものではないこと、経費節減で駅無人化、みどりの窓口閉鎖などサービスを低下させているが、それで一層利用者が減少しているなどの実態が報告されました。
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JRの責任だけでなく、地域路線を維持しようとしない国の姿勢こそ正す必要があります。日本共産党は地域住民の声を聞き、路線を守る取り組みを進めます。
小林明男党県国民運動事務局長が主催者挨拶、赤田かつのり比例候補も決意表明しました。〔金田峰生〕

(兵庫民報2022年5月29日付)10:00

こむら潤「ケアに手厚い社会を」:こんにちは♡こむら潤です!21 (参院兵庫選挙区予定候補)

娘の年金支払いの用紙がきたので、近くのコンビニに持っていきました。私と同世代の、顔見知りの店員さんが、支払い用紙を見るなり「この紙、見るの嫌ですよね、年金高すぎて。私たち、年金もらえるかどうかもわかりませんしね」と年金の話で盛り上がりました。
「本当にね。減らない年金でちゃんともらえるように、(参院選で)がんばりますから」というと、「がんばってください!」と激励をいただきました。
年金や介護制度、高齢者の医療費負担など、現役世代にとって関係ないと思われがちですが、そんなことはありません。老後は誰もが通る道です。高齢者を家族として、またケア労働者として支えているのは現役世代。高齢者にとって安心できる社会は、現役世代が安心して働きに出られる社会であり、自分たちの将来にも展望が持てる社会のはずです。
じつは我が家でも、五月から義母と同居することになり、介護ライフがスタートしました。義母は要介護1。見守りや、ちょっとした生活介助が必要ですが、家族が日中留守になる日もあります。週一回のデイサービスにも行ってみたものの、「ずっと椅子に座りっぱなしで、すぐご飯になり、食べたらすぐ車に乗って帰ってきた。面白くないからもう行かない」と。
老後も地域コミュニティの中の一員として尊厳を守られて暮らせる、ケアに手厚い社会にしたいと、心から思います。

(兵庫民報2022年5月29日付)9:30

観感楽学「メディアが追究すべきは」

最近、マスメディアの報道で腹が立ち胸が痛んだのは家族キャンプ中に行方不明になった小学生の消息に係わる件である。二年半経過したこの四月下旬から関係ありそうなものが発見され始め、ついに県警が「本人死亡」と断定するに至る一カ月近くの連日報道。筆者はもうやめてくれとテレビに叫んでいた▼今日はどこの骨が見つかった、シャツや靴も発見された、DNA鑑定はこうだったなどなど。家族にとっては我が身を刻まれるような情報で、それが不特定多数の人間に提供されることで重なるつらさ。その上にメディアによる家族へのコメント取り「攻撃」▼誰もが知りたいことは、おさない子が突然姿を消したとき、そのいのちを守るため社会的にどんな態勢がとれているか、それが不十分ならどう改善するかに関する情報である。さしあたって事件発生時になぜ県警は二週間で「大規模捜索」を打ち切ったのか、今回最初の発見をしたボランティアはどのように組織されていたのか、その追究こそ大事なのではないのか▼似たようなことを知床海難事件でも思う。なぜこんな事故が起こったのか、とりわけ国の責任をあきらかにする点でメディアの腰は重い。念のため申し上げるがこの二件だけでない。「社会の木鐸」を死語にしてはならない。(T)

(兵庫民報2022年5月29日付)9:00