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2019年7月15日月曜日

2019年国民平和大行進が県内を行く

二〇一九年国民平和大行進の太平洋コース(東京~広島)、日本海コース(富山~広島)が兵庫県内を通過しました。
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日本海コースは七月四日に京都府から引き継がれ豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町をめぐり、九日に鳥取県に引き継ぎました。
新温泉町の湯村温泉では中井次郎町議から、八〇年代に胎内被爆者の夢千代を主人公にしたドラマの撮影地となったのを機に町をあげてのとりくみになり、観光客に折ってもらった数万羽の折り鶴を広島に届けたり、毎年十数トンの温泉水を原爆病院に運び被爆者に入浴してもらうなどの平和行政を進めていることが紹介されました。同町役場前では西村銀三町長(写真前列右から二人目)が「核兵器禁止条約を何としても実現するのが日本の責任。そのために少しでも貢献したい」と挨拶しました。
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太平洋コースは、核兵器禁止条約が国連で採択されて二周年となる七月七日に大阪府から引き継ぎ、十六日に岡山県へ引き継ぎました。
川西市ではことし三月、市議会が核兵器禁止条約の署名・批准を求める国への意見書を高砂市・播磨町につづき採択したこと、庁内に「ヒバクシャ国際署名」コーナーが常設されていることが紹介されました。


宝塚市では、平和首長会議が提唱した「核兵器禁止条約の早期締結を求める署名」を市の受け取り人払い封筒型の署名用紙にして市民によびかけていることが紹介されました。
伊丹市の陸上自衛隊中部方面隊第三師団前では、「戦争をする国づくりをやめよ」「自衛隊員を命の危険にさらすな」などの要望書を提出しました。
尼崎・西宮・芦屋の各市役所では市長が行進を迎え、激励の挨拶をしました。尼崎・芦屋両市長は行進にも参加しました。
高砂市では、非核宣言もし平和首長会議も参加している市長に「ヒバクシャ国際署名」への賛同・署名を訴えました。

兵庫県被団協が「ヒバクシャ国際署名」に賛同・署名した首長の写真入りの新しい署名ビラを作成しました。


この顔写真入りビラへの賛同首長は前回作成したポスターより三人増えました。市長では残り高砂と南あわじの二市となりました。

(兵庫民報2019年7月21日付)

観感楽学

ヒバクシャ国際署名の兵庫県の取り組みに注目したい。昨年、署名に賛同した首長の顔写真入りポスターが作られ、原水爆禁止世界大会などで紹介され瞬く間に全国から共感の声が広がった。続いてチラシ・署名用紙が作られた▼首長の顔写真を掲載するのは目新しい手法ではないが、政治信条の違いを越えて共同する姿を示した。核兵器のない世界づくりという一致した目標で意思表示するにとどまらず他に呼びかける行動に出た▼署名はその人が名前を書くという行動に踏み出したということだ。「署名は一つの行動である。自分は何もできないと考えていた人が一度行動に移ると、その人はもう一歩進んだ行動を望む。こんなことが何百万人に起こるなら人々の良心は成長し、意識は高くなる」(アイバ・モンターギュ)▼平和首長会議に加入し署名に応じた市町長らは、住民に呼びかける足を踏み出した。西宮市、宝塚市では受取人払い封筒型の署名用紙を配布、洲本市はホームページで署名を呼びかけ、川西市は市庁舎に署名コーナーを常設した▼意思表示した自治体首長は、「もう一歩進んだ行動」に挑んだ。自治体も住民も変わりうる希望を示すものだ。(K)

(兵庫民報2019年7月21日付)

市川町長選:「動き始めた市川町 さらに前へ」岩見武三町長が全力


市川町長選挙は七月三十日告示・八月四日投票で行われます。現職で一期目の岩見武三氏(78)と同町議会議長の津田義和氏(66)がともに無所属で立候補を予定しています(七月十二日現在)。
岩見町長は町民の理解と協力のもと「住民の絆を大切に、元気で輝き誇れる〝いちかわ〟」の実現をめざしてきました。
この四年間で、福祉・医療と定住促進では、二万五千円の人間ドック助成、バリアフリーリフォーム助成、コミュニティバス・買い物バス運行、若者定住促進に上限五十万円の住宅取得奨励金など、教育・子育て支援では、小中学校の机・いすの一新、二つの町立認定こども園開園、子ども医療費無料化(所得制限撤廃・入院は高校卒業まで拡充)――などを実現してきました。
厳しい財政事情のなか、「財政調整基金」を活用して、スポーツセンターや老人福祉センター、役場の改修など一時的な支出増にも対応。「ふるさと市川応援基金」を中心に「特定目的基金」も積み増してきました。生活排水処理事業、地域創生事業も推進し、国や県からの補助金も前町長時代(二〇一一~一四年度)の三十二億二千万円から三十七億六千万円(一五~一八年度)へと増加しています。
今回の町長選にむけ、岩見氏と絆の会は、「動き始めた市川町 さらに前へ」を合言葉に、教育・子育て支援拡充と定住促進、農業と商業振興の課題、医療と介護の充実、駅前再整備と生活道路などのインフラ整備、安全・安心のまちづくりなど、さらなる町政の発展をめざすことを表明しています。

(兵庫民報2019年7月21日付)

西宮市議会「日米地位協定の見直しを求める意見書」全会一致で採択

七月八日、西宮市議会本会議で、日本共産党市議団が提案した「日米地位協定の見直しを求める意見書」が全会一致で採択され、国に提出されました。
意見書は、航空法や環境法令等の国内法があるにもかかわらず、それが適用されず、在日米軍に自由に訓練等ができる特権を与え、米軍基地のある諸外国と比べても主権国家としての権利が損なわれていることや日米地位協定は一九六〇年以来の締約以来一度も改定されておらず、補足協定等により運用改善が図られているものの、国内法の適用や自治体の基地立ち入り権もないことを指摘し、日米地位協定を抜本的に見直すことを求めています。
―佐藤みち子(西宮市議)

(兵庫民報2019年7月21日付)

神戸市議会で森本・朝倉両市議が一般質問

「減らない年金」へ神戸市としても市民負担軽減を

神戸定例市会本会議が七月三日に開かれ、日本共産党神戸市会議員団の森本真議員と朝倉えつ子議員が一般質問を行い、高い国民健康保険料や目減りする年金問題、神戸市の敬老・福祉パス制度の改悪について、久元喜造神戸市長の政治姿勢を質しました。

政令市のなかで一番高い国保料は引き下げを


六月十四日に二〇一九年度の神戸市国民健康保険料の通知が発送され、十七日から十日間で全区役所に二万人を超える市民が相談や抗議に訪れました。
森本議員は、「今年度の神戸市の国保料は、所得割、均等割、平等割すべての区分で値上げが行われており、神戸市議団の独自調査では政令市の中でもダントツに高いものだ」として、神戸市の一般会計からの繰入で国保料の引き下げを行うことを求めました。
寺﨑秀俊副市長は、「見かけの保険料率ではなく、実際の負担額でみると一概に神戸市が一番高いとはいえない。確かに昨年度と比較すると保険料は上がっているが、国保加入者と非加入者の間の負担の公平性の観点から、他都市で行っているような保険料を下げるための法定外の一般会計繰り入れや基金のとりくずしは考えていない」と答弁しました。
森本議員は「政令市で、法定外繰り入れを行っていない自治体は神戸市だけ」「他の自治体では市長自ら、国保料を下げることを公約し、実行しているところもある。神戸市の決断で、実行すべきだ」と強く求めました。

目減りする年金問題「マクロ経済スライド」が原因と市長も認める

また、森本議員は、全国で大きな問題になっている『目減りする年金問題』の対策について求めました。
久元市長は、「全国で大きな問題になっている『目減りする年金問題』の原因は何か」との質問に「マクロ経済スライドが原因」と認めました。しかし「これは国の施策だが、社会保障制度で若者にも支給し続けるためにはやむを得ないものと理解する」との安倍首相の立場に迎合しました。
森本議員は、「年金が減る一番の原因は、物価が上昇しても年金が上がらないマクロ経済スライド方式だが、国保・介護・後期高齢者保険料の値上げや神戸市特有の認知症対策として徴収されている市民税均等割の超過課税したことで年金の手取りを減らして、神戸市が追い打ちをかけている」と指摘しました。
森本議員は、「『減らない年金』にするには、マクロ経済スライドを廃止するとともに、神戸市として市民の負担を軽減するため、国保や介護の負担の引き下げ、市民税増税を中止することが必要だ」と求めました。

敬老・福祉パスは市民の足制度改悪は止めよ


七十歳以上の高齢者や障がいのある市民が、バスや地下鉄などを無料または減額で利用できる「敬老優待乗車制度(敬老パス)」と「福祉乗車制度(福祉パス)」。「利用者の増加に伴い、(事業者の)負担が増えている」との民間バス五事業者の要望を受け、神戸市は有識者会議を立ち上げ、制度の「見直し」をしようとしています。
朝倉議員は、「敬老パス・福祉パスは、いわゆる社会的弱者である方たちの外出を支援し、社会参加を促進するための制度であり、市民の大事な足となっている。市民負担を増やすような制度の見直しは止めるべき」と求めました。
寺﨑副市長は、「敬老パス・福祉パスが非常に多くの方に利用されているのは理解しているが、市として交通事業者からの要望は真摯に受け止めるべきと考える。市が負担して解決する問題ではない。市の財政を含めて長期的に維持できる制度のあり方を検討していかなければならない」と答弁しました。
朝倉議員は、「六年前の福祉パスの制度見直しの際には、市長に対し二万筆の要請署名が集まった。神戸市は、利用者の声をしっかり聞き、必要な支援を責任をもって行うべきだ」と制度の改悪をしないよう重ねて要求。さらに、北区など交通不便地域では敬老パス・福祉パスの利用率が少ないなど、こうした偏在をなくす利用者目線の見直しこそ求められていると指摘しました。

(兵庫民報2019年7月21日付)

「継続入居」と話し合い解決を:ひょうご借り上げ住宅協議会・安田秋成会長の陳述から(6月25日、神戸市議会都市防災委員会)

6月25日、市役所前での決起集会で挨拶する安田さん(左端)

やっとたどり着いた終の棲家

阪神・淡路大震災の仮設住宅入居者は一九九八年夏には一万世帯となりましたが、ポートアイランド第三仮設住宅でも三十六世帯が、自力再建をあきらめきれず被災者生活再建支援法の給付に期待をかけ残っていました。
第一棟でただ一人残された八十三歳のKさんは、「夜は怖い」と、泊めてくれと夜中に私を訪ねてくるようになりました。
HATこうべ灘の浜住宅に転居することになっていた七十四歳のGさんは半身不随の不自由な体で照明器具を買いに行き、途中、階段で転倒し、死亡しました。
西区の仮設住宅では、長田区に帰り、両親と暮らしたいと希望していた四十四歳の女性は焼身自殺を遂げました。
このように仮設住宅は暗い空気に包まれ、住民は、もがき、そしてもだえるような生活をしておりました。
そういう時に、住宅に対する個別斡旋が始まり、私たちは兵庫区荒田町にあるパールハイツ荒田に入居することになりました。
「街の中に住めて良かった」「買い物も便利だ」と喜び、やっと終の棲家にたどり着いたと安心しました。

見守り支えあう借り上げ住宅での暮らし

以来十年、お互いにそれとなく見守り合う仲となりました。
なかには、高齢化し病気などで閉じこもる人も出始めました。ある男性は敬老の日に町内会が配る赤飯も「いらん」と拒否していましたが、ある日、隣に住む女性が「三日間も洗濯物が干しっぱなし。何かあったのでは」と心配し、私を訪ねてきました。
私が行ってドアホンを押すと、ドアをわずかに開けて「何の用事や」と言います。私が「洗濯物が干しっぱなしで、どうしたかと心配した」と言うと、「人のことはほっとけ。用もないのにピンポンするな」とガチャンとドアを閉めました。
そういう人も含めて、私たちは見守り活動を続けてきました。
こうして、復興住宅で十年の歳月が流れた二〇一〇年の九月、突然、神戸市からの「パンフレット配布について(お知らせ)」という掲示が張り出されました。それが、借り上げ住宅からの転居を通告する通知書でした。

期限など聞いていなかったのに

みんな、大騒ぎになりました。二十年という期限を聞いていた人は一人もおりませんでした。「ここが終の棲家と決まっている」と思っていた人たちは、「私たちはここで住みたい。住み続けたい。市長、なんとかしてほしい」ということになった訳であります。
私たちは、声を上げ、借り上げ住宅が終の棲家となるように運動を続けようということになりました。しかし、病弱者が多く、しかも高齢化が進み、運動に直接参加することできないような状態です。現在、九人が提訴されておりますけれど、この九人のうち裁判所に出廷できる人は二人ぐらいしかおりません。
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こういう中で、あくまでも借り上げ復興住宅は、当初のとおり、復旧住宅として、恒久住宅として位置づけられるように、そして、市長が復興住宅に住む人と直接に会い、話し合いによる解決を選ぶよう、市議会のみなさんに、ご援助とご支援をお願いしたいのであります。
(文責編集部)

(兵庫民報2019年7月21日付)

私の願い実現へ政治を変えよう:7・2新婦人〝七夕女性パレード〟


「老後資金不足二千万円!」「消費税一〇%増税!」「兵器爆買い!」予算委員会も開かなかった安倍政権に怒りでいっぱい! 声をあげよう!―と七月二日、緊急に〝七夕女性パレード〟を行いました。
緊急の呼びかけに十支部四十人が赤いグッズやプラスターを持ってかけつけ、「ジェンダー平等を実現しよう!」「市民と野党の共同で政治を変えよう!」と、元町大丸前から三宮センター街にコールを響きわたらせました。
二百人の「私の願い」を書いた短冊を貼ったタペストリーがとても注目を集めました。
「産むか産まないか私が決める!」「税金とるなら大企業から!」「最低賃金今すぐ千五百円に!」のコールに拍手でこたえる人たちがたくさん! 道行く人たちやお店の中からも写真を撮ったり、手を振って応援してくれるなど、嬉しい反響でいっぱいでした。
―桜井文子(新婦人兵庫県本部)

(兵庫民報2019年7月21日付)

国は石炭火力の新設を止めて!―裁判日記(行政訴訟・第3回):法は国民の権利や利益を守っているか


近藤秀子(同訴訟原告)

七月三日開かれた行政訴訟第三回期日には、大阪地方裁判所二〇二号法廷に七十名が集まり関心の高さがうかがえます。
この裁判は十八年十一月十九日、神鋼石炭火力発電所の増設を巡り、国が環境への影響評価が不十分なまま、この計画を認めたことは違法である、と訴えた裁判です。
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いつものことながら法廷でのやりとりの中身についてはわからないまま、次回期日九月十三日(金)十四時を確認をして三十分で終了、その後報告会へと移動しました。


今回は訴訟要件の一つ「処分性」と「原告適格」について弁護団から「小田急連続立体交差事業許可取消訴訟」を例にとって説明を受けました。
この裁判は原告である住民が小田急を高架で通されると騒音・振動で我々が困る、被害をうけるから、高架で小田急を通す事業認可は取り消してくださいという行政裁判を起こしました。
それに対して国は「そもそも都市計画の事業でこれを認可することは都市計画法で決めることであって、騒音とか振動で被害を受けることは都市計画法では考えていない。都市計画法は都市計画をつくる法律だからみなさんの個別の被害は視野に入っていない。単にこの都市計画がいいかどうかだけを決めることだから、振動とか騒音で住民がどうこうということを都市計画法に持ち込むことはおかしい。だからそれについて住民は裁判は起こせない。原告適格を持ってない」と主張した裁判です。今回の行政裁判と酷似しています。
行政処分によって自分たちの権利とか利益が侵害される人は行政裁判を起こせる資格があることになるが、どういうときに判断するかと言うと、その法律がその対象となりうる人たちの権利を守ろうとしているかどうかということで考えるというのです。裁判所はどう判断するのか。
その行政処分によって私たちの権利とか利益が害されますという人が起こせる。しかしその前提として、前提となる法律が権利とか利益を個別に守ろうとするものなのかどうか、それによってこの原告適格が決まる。
むつかしい判断ですが、この裁判では原告の住民が勝訴したとのこと。裁判の入り口「原告適格」はとても重要な意味を持つことがわかりました。
明日への希望が見えてきた報告会に心が弾みました。

(兵庫民報2019年7月21日付)

大門みきし「年金積立金バクチ」

連載エッセイ41

年金問題が大きな争点です。街頭演説でもわが党の「減らない年金」にむけた改革提案を話すと、年配の方だけでなく若い人たちも立ち止まって聞いてくれます。
特に二百兆円にものぼる年金積立金の問題は知らない方も多く、関心を持たれます。年金積立金は国民が納めた保険料から給付を差し引いた残りを積み立ててきたもので、国民のお金です。年金で暮らせない状況があるなら、計画的に取りくずして給付にまわすのは当然です。
ところが安倍首相になってから、二百兆円もの積立金が株式市場にどんどんつぎ込まれるようになりました。目的は株価を引き上げることです。株価が上がって一番喜ぶのは、含み益がふくらむ大企業とお金持ち(大株主)です。
前国会でわが党の年金改革案に対し、安倍首相は「ばかげた政策」と悪罵を投げつけました。かれは答弁に窮すると逆ギレし、相手に悪口をぶつけて勝った気になろうとする習性があります。子どものけんかとおなじレベルです。
しかし私たちの積立金が給付にまわされず、大企業とお金持ちのもうけを増やすために使われる、こんな国民をバカにした話はありません。しかも株はいつ値下がりするかわからず、巨額の損失をうむ危険性があります(詳しくは好評発売中、拙著『カジノミクス』参照)。国民の大事な積立金をバクチと変わらぬ株の世界につぎ込むことこそ、天下の愚策です。これらの点を中心に最後まで年金問題を攻勢的に訴えていきたいと思っています。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2019年7月21日付)

日本共産党へ寄せられた声から

〇私自身いまだ共産党を応援していません……不正等のないクリーンな政党ですので頑張ってください。(神戸市西区)
〇当方は二人暮らしで、二人とも病院通いです。何も協力できずすみません。共産党は全面的に応援します。(三田市)
〇私は生まれつきの持病のため病院通いをしています。「医療費の値上げ、薬価値上げ」は非常に困っております。生まれながらにして持病があるため、どうしても薬が手離せません。「医療費値上げ、色々な薬価値上げ」は非常につらいです。(西宮市)
〇暗い雲が漂うような重苦しい毎日、その理由は、安倍総理の多数決を背景にした暴挙である。この鬱屈した暗雲を払拭してくれるのは、ブレない日本共産党である。政府からも政党助成金を貰わず、新聞の売上・カンパ等によって自立していいるから、執行機関に対し、対等の立場で発言できる政党、自給自足に徹した日本共産党、議会制民主主義に立脚した日本共産党が大好きである。「消費税増税中止・くらしに希望を――三つの提案」は素晴らしい提言であると心より思っています。日本共産党の益々のご活躍によって、私たち国民の生活を支えてくださることを切望いたします。(神戸市須磨区)

(兵庫民報2019年7月21日付)

野口美代子・丸川楠美・円谷源『マルクス&エンゲルス』vol.1:確固たる意志とパワー伝える泣き・笑い・怒る表情


評者  工藤新史  和歌山大学3回生(芦屋市出身)

マルクスもエンゲルスも可愛い――
はじめてこの本を見たときに抱いた感情だった。
高校生のときから、たびたび教科書や本などで二人の写真で見ると、ものすごく堅物っぽくて、頑固なオヤジ!という印象持っていた。ところが、この本のなかでの二人は泣き、笑い、怒りという表情が生き生きと描かれており、当たり前だけど、同じ人間なんだなと親近感を覚えた。
マルクスやエンゲルスと聞けば、『資本論』を思いつく人が多いのではないだろうか?
いざその本を手に取ってみると、辞書並みの分厚さで持ちにくい。しかも「物神崇拝」「資本の本源的蓄積」など、書いてある言葉の概念をつかむのが難しく、嫌気がさしてくる。
しかし、この漫画では「労働者の貧困をなんとかして変えたい」「もっと世界は自由であるべきだ」という二人の確固たる意志が表情とともに伝わってくる。そのパワーに感動した。
マルクスとエンゲルスの出会いも、そのような感動からだった。
特にエンゲルスはその感動で足を動かした。マルクスの文章に圧倒され、行く予定もなかったケルンにまで彼に会いに行っている。
「社会を変えたい」というパワーを私はどこから生みだすことができるのだろうか?
私は現在、大学で観光学を学び、たくさんの友達と出会っている。
世界中をとにかく歩いて旅するバックパッカーや日本をヒッチハイクで一周する者など、自由気ままな友達たちだ。
彼らとともに自由のパワーをたくさんため込みたいと思う。

高文研発行・650円+税 →http://www.koubunken.co.jp/book/b456540.html
vol.2は8月発行の予定

(兵庫民報2019年7月21日付)

みんぽう川柳〈六月〉「傘」

選者 島村美津子

特 選

傘を買う名前しっかり虹の空
 神戸市 山本尚代

【評】自立した人間像がくっきりと立ち上ってきます、雨上りの空に浮かんだ虹に希望の湧いてくる一句に。
今回寄せられた「傘」で圧倒的に多かったのが「核の傘」でした、唯一の被爆国でありながら何時までアメリカの核の傘にしがみついているのか。
平和の訪れを願うとき核の廃絶こそ願わずにはいられません。

入 選

雨よりも増税防ぐ傘欲しい
 明石市 川路政行

日傘さし平和行進一歩でも
 神戸市 小林尚子

香港の傘は強いで折れへんで
 神戸市 長沼幸正

われわれは日傘でやるか大運動
 神戸市 長尾粛正

被爆国条約無視の核の傘
 神戸市 川上俊智

民忘れ米の傘下に潜るアベ
 神戸市 梶山洋枝

トランプと相々傘の心細さ
 尼崎市 中内眞佐子

核の傘ふきとばし戦争のない世界
 尼崎市 富田明美

リュックにはハンカチに水折りたたみ傘
 神戸市 伊藤マツ子

父母の傘未だ出られぬ引きこもり
 神戸市 玉山歳子

ちょっと照れる共に八十路の相合傘
 神戸市 高馬士郎

母の日が折れ傘捨てる日となりぬ
 神戸市 笹 直美

母の着物傘に変身形見にし
 芦屋市 梶原嘉代子

傘直し~おじさんの声懐かしい
 神戸市 松尾美恵子

みんぽう川柳募集 ▽七月の題は「雲」、締め切りは七月二十六日▽八月の題は「記念日」、締め切りは八月二十三日▽毎月第四金曜日必着(水曜日には投函しないと届かないことがあります)▽一人二句まで。葉書、メール、Fax(葉書大の枠を書き、その中に)に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで。できるだけ葉書でお願いします。

(兵庫民報2019年7月21日付)

兵庫山河の会「山河」より

認知症診断受診異常なししゃっきと立ちてボランティアへと
 石井敏子

若き孫訪ないくれば賑やかに老いの二人に笑顔ほころぶ
 鵜尾和代

入口に「頭上注意」の貼り紙のずらり顔出すつばめの子ども
 新井 幸

父の日に夫の枕を新しく働き者よ良き眠りをと
 古谷さだよ

区画整理・震災・大火に転々と女将の守る蛸焼きの店
 塩谷凉子

深刻な不況と苦難 希望なき安倍の政治は退場させねば
 延原ちづ

いつまでも占領されてるこの日本 憲法蹴散らし地位協定が
 西澤 愼

梅雨前のいつもの路のたちあおい待つ母のなき家のちかづく
 山下洋美

群れ歩きスマホにふける若者ら手渡すビラは一顧だにせず
 山下 勇

国策の誤り認め勝利せりハンセン病裁判支持者あふるる
 岸本 守

マイセンのカップに入れし濃きコーヒー夫としたしむ父の日の午後
 古賀悦子

九条改憲年金ごまかし消費税アップ口汚い議員決着つけよう
 大中 肇

意志貫き苦難いくつか乗りこえし我が一生に悔いはあらざり
 安武ひろ子

(兵庫民報2019年7月21日付)

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