2021年9月12日日曜日

「医療・介護・保健所の削減やめて!いのちまもる緊急行動」全国一斉行動――県内3カ所でコロナ対策、医療、介護、年金、生保、社会保障改善訴え


全国一斉行動として呼びかけられた「医療・介護・保健所の削減やめて!いのちまもる緊急行動」に応えて兵庫県社会保障推進協議会が兵庫共同行動を呼びかけました。賛同する団体、個人が共同し九月四日には阪神尼崎駅南口、JR西宮駅前で、五日には神戸元町・大丸前で街頭宣伝をしました。
神戸元町・大丸前の行動には約七十人が集まり、スタンディングを中心に感染対策を取りながら六種類の署名用紙をテーブルに用意して呼びかけました。
参加した賛同団体がリレートークでコロナ対策、医療、介護、年金、生活保護など、社会保障や生活に関わる改善を訴えました。
日本共産党のこむら潤衆院近畿比例予定候補もかけつけ、コロナ禍での政府対応を指摘し「これまでの政治を変えないと国民のいのちは守れない」と衆院総選挙での政権交代を訴えました。
この「緊急行動」は全国三十六都道府県百十九カ所で取り組まれ、ツイッターなどでも配信されています。
〔堤匠=県社保協〕

(兵庫民報2021年9月12日付)18:30

あったか神戸・岡崎史典さんが訴え:市民の命とくらし守る市政へ変えよう:あったか神戸灘区の会活動交流会

「あったか神戸灘区の会」は九月三日、灘区文化センターで活動交流会を開催。十月十日告示・二十四日投開票の神戸市長選に向けて決意を固め合いました。
 

「市民にあたたかい神戸をつくる会」から岡崎史典さん(写真右)が挨拶し、「新自由主義では市民の命は守れない、今度の市長選で市民の命とくらし守る市政に変えよう」と訴えました。
味口としゆき市議からコロナ禍の神戸市の状況が報告されました。▽神戸市の病床使用率は九三%、このもとでさらに病床削減を推進し、医療崩壊とも言える事態になっている▽高齢者ワクチン接種を巡る混乱は民間丸投げのシステムがもたらした―と指摘。自己責任を押しつける久元市政からの転換をと訴えました。
運動団体からの報告では神鋼石炭火力発電増設中止、神戸文化ホールの移転問題、飲食店への支援や国民健康保険料引き下げなど多岐にわたる要望と市長選への決意が語られました。
ビラを見て会場に足を運んだ飲食店経営の男性は、「初めてあったか神戸灘区の会を知った。こんないいことしてるのに灘区民に知られていない。もっと広めないと」と語ります。
あったか神戸灘区の会は住民要求実現に向け、市民に寄り添う新市長誕生に全力で頑張ります。
〔近藤秀子=あったか神戸灘区の会事務局〕

(兵庫民報2021年9月12日付)18:00

コロナ禍に政府がすすめる病床削減を当然視する市長でいいのか?:神戸市会本会議で日本共産党の森本団長が質疑


八月三十一日に神戸市会本会議がひらかれ、日本共産党神戸市会議員団の森本真団長が質疑に立ち、久元喜造市長の政治姿勢をただしました。

あらゆる手立てつくし、命を救うことこそ

神戸では、現在、第四波を超える過去最大のコロナ感染拡大となり、とくに若年層の感染拡大が猛烈に増えています。「あらゆる手立てをつくして命を救うこと」が求められています。
しかし、久元市長はじめ歴代の神戸市長は、中央市民病院の移転で大幅に病床を減らし、行革で保健所の統廃合や保健師を政令市最低まで削減してきました。
その結果、いま感染した多くの患者が入院や療養するための病院・病床が足りず、入院待機や施設・自宅療養で、病院での適切な看護治療をうけられない実態が続いています。長田区の老人施設ではそのまま亡くなった方もいます。
森本議員は、久元市長が、コロナ禍中でも公的病院である神戸労災病院と三菱神戸病院の六十八床の削減を認めたことを厳しく追及し、「今すべきことは、一般医療を守りつつコロナ病床の大幅な確保および回復病床の確保をするべきだ」と質しました。
久元市長は、「病床削減とコロナ患者受け入れの影響は関係ない」「神戸や、わが国の人口当たりの病床は(OECD比較で)決して少なくはない」などと、コロナ禍での病床削減を当然視する答弁に終始しました。
森本議員は、コロナ対応は災害時レベルであるという認識が欠落しているとして、病床を削減してきた久元市長を批判。症状に応じて適切な治療が受けられ、重症になった時に入院できる施設を神戸で保障するため、あらゆる手段を講じる市政への転換を求めました。

学校の安全対策も国任せ

九月一日から新学期が始まりましたが、学校園・保育所の保護者や子どもたちからは不安と懸念の声が多数寄せられており、小中合わせ千百三十人もの児童生徒が感染不安を理由に登校できずにいます。
森本議員は、政府が学校の先生に定期的なPCR検査ができるよう自治体との調整を表明していることをあげ、神戸市として、子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、教職員の頻回のPCR検査と早期のワクチン接種をはじめ、徹底した感染対策をとることを求めました。
久元市長と教育長は「国から何も聞いていない」「現在のところ検査は予定していない」という国任せで、およそ市民の命を守る自治体の長としてまったく無責任な答弁をしました。
〔前田明=神戸市議団事務局長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)17:30

日本共産党姫路市議団と太田さん、入江県議が市に要請:コロナ「原則自宅療養」方針撤回を国に求めることなど


姫路市議会の日本共産党議員団は九月三日、太田清幸衆院兵庫十一区予定候補、入江次郎県議とともに、姫路市長に対して新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要請を行いました。
現在、兵庫県にも四回目の緊急事態宣言が発出されており、姫路市でも感染症者が三桁になる日があるなど、感染拡大が止まりません。自宅療養者や入院待機者が増加するとともに、「濃厚接触者になったが、症状がないためPCR検査も受けられない」との悲痛な声が寄せられています。
そこで党市議団は、市民の命を守るため以下のことを緊急に要請しました。
1、国に対して、「原則自宅療養」の方針を公式に撤回し、症状に応じて必要な医療を提供することを大原則とするよう求めること。
2、入院対象者を重症、中等症に絞らず、症状に応じて必要な医療をすべての患者に提供するため、県と協力しながら医療機能を強化した宿泊療養施設を確保すること。
3、濃厚接触者については、症状の有無にかかわらず、すべてPCR検査を行うこと。
4、感染の連鎖を断つため、感染拡大が顕著になっている事業者・学校・保育園等に対する大規模検査を行うこと。
当局からは、健康福祉局長、保健所長が応対しました。保健所長は、「今、姫路市でも感染者が増え続け、対応に追われているが、入院が必要な人は、何とか入院できている。保健所でもレントゲン撮影を行い、薬も出している」と述べました。PCR検査については、「民間の力も借りながら、必要に応じて補正予算もお願いしたい」とし、保健所、医師会、調剤薬局等連携して対応していきたいと答えました。
太田清幸予定候補は、この緊急要請に基づき市民の命を守ることを最優先に取り組みを強めるよう求めました。
〔谷川まゆみ=姫路市議〕
 
写真:要請書を手渡す太田清幸さんと(左から)村原もりやす、苦瓜かずしげ、森ゆきこ、谷川まゆみの各市議と入江次郎県議

(兵庫民報2021年9月12日付)17:00

『民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年』を読んで:兵庫県労働組合総連合議長 成山太志


今から四十年ぐらい前、私が労働組合に関わるようになった頃、先輩たちから「戦前に川崎・三菱大争議があった。神戸は労働運動の発祥の地だ」と聞かされた記憶があります。しかし、その後、詳しく知ろうとはしませんでした。
今回、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部から『兵庫民報』に連載された文章をまとめたパンフレット『民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年』(頒価百円)が出されました。私は、このパンフレットを読んで、初めて大争議の全体像を、大まかにつかむことができたように思います。労働組合をはじめ、様々な運動に携わる方々には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
一九二一年七月十日に行われた三万人の大デモが暴力を排して平和的に整然と行われたこと、市民の支持を得て多くの市民の支援のもとに行われた争議であったこと、権力の介入でデモなどの行動が禁止されても「水泳大会」「山登り」「神社参拝」などの名目で実質上の集会・デモを行う工夫がなされたこと、争議は敗北に終わり千三百名が解雇となるが多くの活動家が屈することなく全国の様々な運動の担い手となっていったことなど、学ぶべき内容が豊富にあると感じました。
また、当時の大原社会問題研究所の依頼で撮影された大争議の実写フィルムを私も視聴させていただきました。このフィルムは、戦争中は弾圧を避けるため井戸の中に極秘に保存され、戦後探し出されたという奇跡的で貴重なものです。パンフレットを読むこととあわせて当時の映像を見ることもお勧めします。

(兵庫民報2021年9月12日付)16:30

B5判、表紙含め28ページ、カラー/頒価100円/問い合わせ先:治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部 Tel. 078-351-0677、Fax 078-371-7376(日本国民救援会兵庫県本部内)/日本共産党兵庫県委員会でも扱っています。

『民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年』を読んで:日本民主青年同盟兵庫県委員長 上園隆


明治維新から終戦までの歴史といえば、絶対主義的天皇制のもとでの暗黒時代という印象が強いですが、言論の自由が抑圧されていたもとでも活き活きと運動を展開していたという事実にまず驚きます。
そしてさらに驚いたのはその大きな舞台が、この神戸にあったことです。日本全国に広がった米騒動からの流れも汲みながら、労働組合が結成され、フェミニズムが始まり、農民運動や部落解放運動も広がり、日本共産党の結党とその神戸細胞の誕生へと、現代のたたかいにもつながるような運動が兵庫県内にも広がっていきます。とりわけ川崎・三菱争議は三万人を超える人々のデモ行進があり、民本主義を唱えた吉野作造が応援にかけつけたというエピソードや、友愛会神戸支部が立ち上がるも官憲の弾圧によって執行部が不在となる中で、友愛会の鈴木文治会長が直接神戸にきて争議の運営にあたったエピソードなどまるで映画のような迫力です。
それだけに、戦前のこうしたたたかいが、「勝ち取った権利=社会的バリケード」として日本社会に根付く前に、徹底した弾圧によってこれを破壊してしまった天皇制政府の犯罪性について思いを致さざるをえません。
そう考えると、この時代に成しえなかった「成果」は現代に生きて活動している私たちに課せられた宿題のようです。そしてその宿題は野党連合政権の実現と、市民と野党の共闘を発展させ続けることによって果たせるものだと思いました。
戦前の日本社会と現代の日本社会は全く違う社会として切断して捉えがちですが、本書からは、その中にも現代につながる連続性があることを発見し、そのことを通じて今目指している野党連合政権の実現の歴史的意義を深くつかむことができます。

(兵庫民報2021年9月12日付)16:00

B5判、表紙含め28ページ、カラー/頒価100円/問い合わせ先:治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部 Tel. 078-351-0677、Fax 078-371-7376(日本国民救援会兵庫県本部内)/日本共産党兵庫県委員会でも扱っています。

こむら潤さん、五輪中止求めた女性障害者らと意見交換:障害者、子ども、高齢者を真ん中に多様な社会のデザインこそ


日本共産党兵庫県委員会ジェンダー平等委員会は九月二日、三カ所の障害自立サポートセンター役員と、こむら潤衆院近畿比例予定候補とのオンライン懇談を行いました。
懇談相手は、自立生活センター神戸「Beすけっと」の藤原久美子事務局長、同じく神戸にある自立生活センター「リングリング」の中尾悦子代表、自立生活センター札幌の安積遊歩理事。宮野つるお兵庫二区予定候補、きだ結県議、朝倉えつ子神戸市議、党県ジェンダー平等委員会メンバーも参加しました。
この懇談は、『しんぶん赤旗』二〇二一年七月十一日付記事「各地の女性障害者ら、五輪中止を求め声明」をきっかけに党県ジェンダー平等委員会から申し入れたものです。
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懇談ではまず、藤原さんから「声明」の趣旨と経緯について説明を受けました。「七月の一回目の声明につながりの中だけで千三百四十七人の賛同があり、菅首相に提出。八月六日に二回目の声明を提出した」「コロナ感染拡大の中で優生思想的なトリアージが行われたら、一番に危機感を感じるのが障害者。パラリンピックでも私たちが声をあげることが必要だと思った」と聞き、コロナ禍での障害者の実態や政治に望むことについて、意見交換を行いました。
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中尾さんは、「自分は二十四時間介助が必要、二十数年の中で最大の危機を感じている。もしコロナに感染したら介助は受けられなくなるのではないかと命の危険を感じていて、いまは外出せず家にこもっている」「地域の中で他人の介助を受けながら、自立して生きる権利があると思って声を上げてきた」「国家事業としてオリ・パラを盛り上げてしまって、コロナを広げたことは政治の責任」「私が濃厚接触者になったら、介助者は防護服を着用しなくてはならなくなる。防護服を着用した状態で、いままでと同じ介助ができるのか? 介助を極力減らさないといけなくなると思う」と深刻な実態が話されました。
安積さんは、「小五~中一まで施設にいた。戦争になると私たちは殺されると思っていた」「コロナ禍になって、私たちがいない方がいいんだと思われているような、そういう意味で戦時下と同じだと思う」と語りました。
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また、「介助」が仕事として成立していない問題、その背後にジェンダー差別があること。障害者を分離して、健常者に近づけようとする支援学校の教育の在り方の問題にも話はおよび、政治を変えて、障害者や子ども、高齢者を真ん中にした多様な社会をつくることが必要だということが共通意識になりました。
こむらさんは、「お金の使い方は政治の問題。自民党の綱領は、『自助自立する個人を尊重』することを第一にあげ、公助を後回しにしています政権を変えて、社会的に弱い立場の人を中心において、みんなが幸せになる社会をつくっていきましょう」と発言しました。
〔平松順子=同委員会責任者代理〕
 
藤原さん、安積さんのお話はYouTubeのフラワーデモチャンネルで配信されている動画「私たちが止めるしかない 東京オリパラ 〜女性たちの抗議リレー」(12〜14回で詳しく聞くことができます)
https://www.youtube.com/c/FLOWERDEMO/videos

写真:(上段左から)朝倉さん、こむらさん、中尾さん、(下段左から)藤原さん、きださん、安積さん

(兵庫民報2021年9月12日付)15:30

こむら予定候補が兵庫労連女性部と懇談:働く問題解決はジェンダー平等社会につながる


こむら潤衆院近畿比例・兵庫八区予定候補は、ジェンダー平等社会実現に向けて兵庫労連女性部と懇談しました。
懇談のメインテーマは「職場のジェンダー問題について~政治がやるべきこと、できること~」。
職場のこと、家庭のことを縦横無尽に話し合う中で、「これまで女性が勝ち取ってきた権利が、非正規化によって一気に崩されている」実態や、「福祉職場は女性が多い。保育も介護も勉強して資格を取ってプロとして仕事をしているのに、家庭で女性がやってきたことだと低く見られている」「だから男性の保育士や介護士も賃金が低く、福祉現場では男性の〝寿退社〟が多い」といった実情が出され、職場でのジェンダー平等が男性の処遇改善にも不可欠であることがリアルに示されました。
また「夫婦どちらかが仕事を辞めたら暮らしていけない。政治に関わる時間がない」「夫は長時間労働で子育てに関われない」といった話から、「やはり最低賃金千五百円と同一労働・同一賃金、八時間働けば普通に暮らせる社会はジェンダー平等社会と不可分」「ジェンダー平等社会実現は、自由な時間の確保が大切」と話が進み、「それって日本共産党綱領の第五章『社会主義・共産主義社会をめざして』に書いてある〝労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす〟っていうのと同じですね」「政権交代は当然だけど、そこで共産党の議席をふやさないと」という話になりました。
〔金田峰生=国会議員団兵庫事務所長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)15:00

第40回はたらく女性の兵庫県集会:SDGsの鍵は1m以内に


第四十回はたらく女性の兵庫県集会を九月五日、神戸市内で開催しました。
記念講演は、大阪産業大学准教授の花嶋温子先生に「ゴミから考えるジェンダー――SDGsの鍵は一メートル以内にある――」と題してお話ししていただきました。
――最近、SDGsという言葉は随分知られてきましたが、学校で学ぶ十代は七〇%以上知っているものの、まだ五五%の人にしか知られていません。
――各自治体では、環境基本計画など、SDGsに関連付けた計画が策定されていますが、SDGsの五番目の目標「ジェンダー平等の達成」について盛り込んでいる自治体は、まだほとんどありません。
――二〇二一年のジェンダーギャップ指数で日本は百五十六カ国中百二十位。G7各国中ではもちろん最下位です。
――十七あるSDGsの目標の中でも、「目標5」は一番関心の低い目標となっています。
自らゴミ屋と言われる花嶋先生が、ゴミ回収を体験された時、市民からギョっと驚かれたそうです。私たちの方にも「ゴミ回収は男性の仕事」という気持ちがあるのかと気づかされました。地域で取り組まれているゴミを活用した発電や堆肥作りの事業も、女性が主体となっているところでは継続されていることも紹介されました。
「SDGsを進めていくには、全ての場面で『目標5』を考えるべきです。気がついたら声を上げましょう」の言葉に参加者一同納得し前を向く思いでした。
〔川村淑子=はたらく女性の兵庫県集会実行委員会〕

(兵庫民報2021年9月12日付)14:30

ジェンダーわたしの視点「自己主張せず堪えるばかりと見えた母が」日本共産党尼崎市議 松沢ちづる


一九二八年生まれの九十三歳の母は、岐阜県の山深い白川町で弟夫婦と一緒に暮らしています。
隣村の長男である父と結婚、祖父母とともに夫婦で田畑を開墾しながら、私を含め五人の子どもを育ててきました。口数が多くないほうで、PTA会長や農協役員などを務める父の陰で、自己主張せず堪えるばかりの人生だと、子どもながらに母をそう見ていました。
私は、母よりもっと広い世界で自分のやりたいことをやり、言いたいことが言える人生を歩みたいと思い、看護師、保健師の学校に進み、十八歳で田舎を出ました。そのため、祖父母や父を介護し看取った母の苦労や思いをそばで見つめることはできませんでしたが、認知症になった祖母の介護を振り返って、自分の子どももわからなくなった祖母が、自分のことだけは最期までわかっていてくれたと話す母はうれしそうに見えました。
母の米寿を子・孫・ひ孫でお祝いをするのに、鳥羽のホテルで一堂に会しました。費用は子どもで持ち合うことにしていましたが、母がどうしても自分で払うと言って聞きません。「お父さんも米寿の祝いを自分のお金でやらせた。私だってそうする!」そう言って、ポンと札束を出しました。かっこいい! 自己主張せず堪えるだけの人生ではなかった母を見た瞬間でした。

(兵庫民報2021年9月12日付)14:00


日本共産党兵庫県業者後援会が決起集会:「声をあげれば政治は変えられる――確信持って総選挙をたたかおう」


感染症と政権のコロナ禍対応によって、中小業者・国民の苦難が増大する中、日本共産党兵庫県業者後援会は九月三日夜、県内三十六カ所を結びオンラインによる決起集会を開催しました。
当日の菅首相、自民党総裁選不出馬・首相辞任表明を受け、発言者からは「無為無策の感染症対策」「利権獲得と政権支持率浮揚のためのオリンピック開催」への厳しい批判とともに、国民世論によって退陣に追い込んだとの発言が相次ぎました。
開会挨拶に立った加口良秋代表世話人は「支持率急落により菅政権は退陣となった。就任当初から自助を国民に押し付け続けてきたやり方は政治ではない。声をあげれば政治は変えられることへの確信を持って総選挙をたたかおう」と強調。土谷洋男代表世話人は閉会挨拶で「比例は共産党、小選挙区は野党統一候補を勝利させ、兵庫からこむら潤さんを国会に送り出すため、怒りの声を広げ勝利を」と呼びかけました。
各業者後援会からは「総選挙では世界六十二カ国以上が実施し、国会議員の四〇%以上が賛同している消費税減税、インボイス制度の廃止、感染症支援策の拡充など、中小業者の要求を掲げたたかう」(長田区)、「人口二十三万人、中小業者三千人がいる北区の中で業者後援会の果たすべき役割は大きい。早急に体制をつくり、構成員一人ひとりが周りの人に声をかけていくたたかいにしていきたい」(北区)、「感染症支援策の相談の中で、『政治を変えなければ』と協力を呼びかけ、『しんぶん赤旗』読者は六月以降、四十二人増やすことができた。これまでの成果を確信にみなさんと喜びを共有するために奮闘したい」(垂水区)などの決意が表明されました。
集会では、こむら潤予定候補が決意を表明し、全国業者後援会のユーチューブ「共産党国会議員団の国会質疑」を上映。「構成員に大いに依拠して後援会活動の担い手づくりを」「対話・支持拡大目標を決め、全構成員、地域の全業者に総当たりする」「中小業者の要求と日本共産党の実績、役割を話し合う多彩な小集会を」などの行動提起を確認しました。〔田中邦夫=兵庫県業者後援会事務局長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)13:30

強制連行・強制労働による中国人犠牲者を慰霊する集い:神戸港で17人、相生で28人が犠牲に


新型コロナウイルス感染症が拡大し緊急事態宣言が発出される中、日中友好協会兵庫県連は九月五日午後、神戸市兵庫区の宝地院で「中国人犠牲者を慰霊する集い」を開催し、県連役員中心に十二人が参加しました。
戦後一九五〇年代初め、各地に実行委員会がつくられ、犠牲者の実態調査とその後遺骨返還運動が全国的に行われました。兵庫県内でも日中友好協会神戸支部(当時)が中心となり県内の状況調査を実施。県内へ約千五百人の中国人が強制連行され、神戸港で十七人、相生の播磨造船所で二十八人が犠牲となったことを明らかにしました。一九五七年十月には全県的規模の「殉難中国人慰霊祭」を神戸市中央区の関帝廟で開催しました。
その後、一九九五年の阪神・淡路大震災で宝地院本堂が全壊した際、慰霊祭で使われ、同寺に保管されていた「慰霊牌」が出てきたことで、本堂再建を機に一九九八年から慰霊の集いを開始。今年で二十三回目を迎えました。
本堂での追悼行事で中川正興住職は、最近のアフガニスタン状況やコロナ禍での市中の様子などを語り、「紛争は武力では解決できない、安全で安心して暮らせる社会は仏教界の徳目です」と話し、読経しました。参加者全員が焼香し手を合わせて犠牲者を追悼しました。
追悼行事のあと地階集会室で一九三八年日本軍の武漢作戦に同行し撮影された亀井文夫監督のドキュメンタリー映画『戦ふ兵隊』を上映しました。
〔上田雅美=日中友好協会県連〕

(兵庫民報2021年9月12日付)13:00

宮本たけし「希望をひらく政権」へ全力で走ります:連載「東奔西走」17


菅義偉首相が政権を投げ出しました。国民の世論と運動に追い詰められた結果です。まさに九年間にわたる安倍・菅自公政治の大破綻の証明です。
菅政権のコロナ対応の致命的欠陥は、東京五輪・パラリンピックを強行したことに象徴的に示されました。感染抑止に逆行する五輪開催は、国民への誤ったメッセージとなり、「第五波」の感染爆発に拍車をかけています。そして、ついに「救急車を呼んでも医療にたどり着けず命を落とす」などという医療崩壊に直面しています。まさに安倍・菅政治や維新政治が国民の命を奪い始めているのです。
日本共産党は、来る総選挙を「なによりいのち、ぶれずにつらぬく」を掲げたたかい抜きます。党をつくって九十九年、日本共産党は侵略戦争の時代から、命を奪う戦争に命がけで反対してきました。だからこそ、今「何より命」をブレずに貫けるのです。
菅政権は倒れたものの、表紙を変えても政治は変わりません。いま総裁候補に名乗りを上げている人たちと私は、直接国会で論戦してきました。すべて安倍菅政権の閣僚として悪政を進めた「お仲間」です。
今こそ、市民と野党の本気の共闘の出番です。森友問題での野党合同ヒアリングや、大阪十二区補欠選挙での自らの議席をなげうってのたたかいなど、私は、まさに、その先頭に立ってきました。四月の三つの国政選挙でも、東京都議選でも、八月の横浜市長選でも市民と野党が本気で共闘すれば勝利できることが証明されました。
今まさに、野党の本気度が問われています。国民が信頼できる「希望をひらく政権」へ、私も全力で走ります。
〔日本共産党前衆院議員〕

(兵庫民報2021年9月12日付)12:30

みんぽう川柳〈八月〉「近づく」

選 者 島村美津子

特 選

敗戦日ゆっくり風呂に入った日
 明石市 上野景子

【評】神戸大空襲で生まれ育った家を焼かれ、いたしかたなく女性陣だけで疎開した母の故郷。
雑音ばかりの玉音放送というのを聞いた昼、しばらくして沈黙を破って誰かがぽつりと言った「日本は負けたんや」。とにかく命助かったという喜びが全身を貫きました。その夜、母や姉と井戸水を汲み入れ山で拾ってきた枯れ枝を焚いて五右衛門風呂に浸かった深い安堵感は何ものにも代えがたかった。七十六年前の少女の日を鮮明に思いだす。

入 選

近づく日亡き人想う祈りの日
 神戸市 兵頭和子

空にらむ近づくあの日きのこ雲
 神戸市 山本尚代

近づく終戦日未だ遺骨捜す人
 芦屋市 梶原嘉代子

八月十五日近づきムクゲの花ひらく
 尼崎市 富田明美

耳遠くそっと近づき会話する
 尼崎市 富田 断

唇に指あて孫とないしょ事
 明石市 小西正剛

蝉の声そっと近づく散歩道
 明石市 山澤美智子

せまりくる私の近所コロナ菌
 姫路市 冨士初美

近づくと恐い台風無防備日本
 芦屋市 松田良介

距離感におびえうかつに近づけぬ
 神戸市 塩谷凉子

コロナ禍で近づく二学期のびのびと
 神戸市 眞鍋靖子

近づいた桜見る会の真実が
 神戸市 梶山洋枝

ガースーの息の根止める秋近し
 尼崎市 大野幸雄

近づけばメダルに噛みつく市長あり
 神戸市 北河豊治

みんぽう川柳募集

▽九月の題は「準備」、締切は九月二十四日▽十月の題は「本番」、締め切りは十月二十二日(日付にご注意ください)▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。締切が迫っている場合に限りメール、ファクスでもけっこうです。ファクスの場合は、葉書大の枠を書き、その中に必要事項をすべて記入してください。葉書大に切り揃えますので、枠の外には何も書かないでください。

(兵庫民報2021年9月12日付)12:00


瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈690〉


(兵庫民報2021年9月12日付)11:30

観感楽学


先日、スマートフォンの電池という記事を読みました。以前、携帯電話の開発に携わったこともあったので携帯の電池について書きたいと思います▼当時、私が開発していたころの携帯電話とは、今で言うガラケーのことになります。スマホが普及しだすのはもう少しあとになってからでした。その携帯電話にはリチウムイオン電池という電池が使われていました。今のスマホにもこのリチウムイオン電池が使われています▼なぜ、リチウムイオン電池なのか――小型で軽く作れ、他の既存の電池と比べてエネルギー密度が非常に高く安定しており、長寿命であるなどが理由だそうです。もしリチウムイオン電池が発明されていなければ、いまのような小型のスマホは開発できなかったとも書かれていました▼また、このリチウムイオン電池は研究段階から実用化以来、四十年近く経つのに基本構成をほとんど変えず使われているそうなので相当な優れものですね▼それでも使い続けて二年以上経過すると性能が落ちてくるそうです。イヤホンやスピーカーを利用するためのブルートゥースや、位置情報サービスなどを常にオンにしておくのではなく、こまめにオフにすることで少しは電池の減りを少なくできるそうです。でも使い勝手は悪くなりますよね。(ふ)

(兵庫民報2021年9月12日付)11:00